モデルナ(MRNA) 11/3 寄り前 米株信用銘柄(売・買建て)
●決算発表当日の株価:147.50ドル(-0.75%)
●売上高:33.6億ドル(予想37.4億ドル)×市場予想を下回った
●調整後EPS:2.53ドル(予想3.59ドル)×市場予想を下回った
●営業費用合計:22.0ドル(予想15.2億ドル)×市場予想より大きかった
●現金同等物:30.3億ドル(予想46.7億ドル)×市場予想より少なかった
●2022/12期通期資本的支出(CAPEX)見通し:従来予想の6〜8億ドルから5億ドルへと引き下げた
●2022/12期通期GAAP研究開発費および販売・一般管理費見通し:約40億ドル
決算のポイント
●2022/12期通期の新型コロナワクチンの予約注文額を従来予想の210億ドルから180〜190億ドルに下方修正
●Covid-19ワクチン売上高:31.2億ドル(予想38.6億ドル)×市場予想を下回った
●コラボレーション売上高:1.0億ドル(予想0.3億ドル)〇市場予想を上回った
(アストラゼネカやメルクなどの企業から医薬品開発など開発・商業化における協力・提携収入等)
●自社株買いは平均141ドルで710万株、10億ドルを実施。21年4Qから合計2360万株を買い戻した
経営陣の主なコメント
●メルクとmRNA-4157(がんワクチン)の共同開発・商品化オプションを行使、モデルナは2.5億ドルの収入を得た、4Qにはフェーズ2データを期待
●商用化、フェーズ2〜3に位置する開発中プログラムは48
●現金同等物は170億ドルを保有
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:186.29ドル(11/3時点)
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コインベース・グローバル(COIN) 11/3 引け後 米株信用銘柄(買建て)
同社は暗号経済のためのエンドツーエンドの金融インフラと技術を提供する金融テクノロジー企業
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):58.52ドル(+4.87%)
●売上高:5.90億ドル、前年同期比-55.0%(予想6.49億ドル)×市場予想を下回った
●調整後EPS:-2.43ドル(予想-2.34ドル)×市場予想を下回った
●月間取引ユーザー数:850 万人、前年同期比+15%、(予想780 万人)〇市場予想を上回った
●取引高: 1,590 億ドル、前年同期比 -51%、(予想1,608 億ドル)×市場予想を下回った
●取引プラットフォームにおける総資産額:1,010億ドル、前年同期比-60%(予想1,049.8億ドル)×市場予想を下回った
決算のポイント
●登録ユーザー数:1.08億人(予想1.04億人)〇市場予想を上回った
●サブスクリプション・サービス売上高:2.1億ドル(予想1.64億ドル)〇市場予想を上回った
●サブスクリプション・サービス売上高のうち金利収入:1.0億ドル(予想0.61億ドル)〇市場予想を上回った
●7-9月期決算では純損益の赤字が前期比(前期は11億ドルの損失と上場後で最大の赤字幅を記録)で縮小。来年に向け「マクロの逆風」が強まる可能性に備え、経費を抑制した
●売上高は前年同期比55%減の5.9億ドル、減収は3四半期連続
経営陣の主なコメント
●ハースCFOは「複数年にわたり仮想通貨に関する売上が低迷する可能性は高いと想定」とコメント
●現在のマクロ経済的な逆風は継続かつ強まる可能性を想定し、2023年に向け慎重なスタンス取組む
●金利上昇により金利収入は前四半期の 3,250 万ドルから1 億ドルに急増
●営業費用の一層の削減に取り組む
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:92.80ドル(11/3時点)
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シガ・テクノロジーズ(SIGA) 11/3 引け後
実用化段階の製薬会社。主力製品は「TPOXX」テコビリマット、痘瘡ウイルスによって引き起こされるヒト天然痘疾患の治療のための経口製剤抗ウイルス薬
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):8.41ドル(+1.69%)
● 売上高 0.722 億ドル (前年同期:0.048 億ドル )
● 営業収入 0.429 億ドル (前年同期:-0.029 億ドル )
● 純利益 0.33 億ドル (前年同期:-0.031 億ドル )
● 調整後EPS 0.45 ドル (前年同期:-0.04 ドル )
決算のポイント
●グローバル売上高が大きく伸びました。本年初から10月末までに13顧客から経口TPOXX (テコビリマット:天然痘・サル痘治療薬)で約7700万ドルを受注。うち12は新規顧客。なかでも3Qだけで約6100万ドルを売上げた
●9/29米国防総省から新規で1070万ドルのTPOXX注文を受注
経営陣の主なコメント
●5 月以降、世界で約 77,000 例、米国で 28,000 例のサル痘感染を確認
●TPOXXは4,000例のサル痘治療に使用された
●各国政府や米国防総省はサル痘の健康面、安全保障上リスクを認識しており、当社の収益基盤にも好影響を及ぼそう