決算速報(現地5/12引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):24.10ドル(+33.59%)
●売上高:3.55億ドル(予想3.44億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.19ドル(予想-0.48ドル)〇市場予想より良好だった
●4-6月期売上高見通し:3.45〜3.55億ドル(予想3.53億ドル)×中間値は市場予想に届かなかった
●4-6月期総取扱高(GMV):39.5〜40.5ドル(予想39.5億ドル)〇市場予想を上回った
●2022/6期通期売上高見通し:従来予想の13.1億ドルから13.3〜13.4億ドルへと引き上げた(予想13.3億ドル)〇市場予想を上回った
●2022/6期通期4-6月期総取扱高(GMV):従来予想の147.8億ドルから150.4〜151.4億ドルへと引き上げた(予想150億ドル)〇市場予想を上回った
売上高、調整後EPSが市場予想を上回りました。4-6月期の売上高見通し中間値は市場予想に届きませんでしたが、2022/6期通期売上高見通しを上方修正しました
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●総取扱高(GMV)は前年同期比73%増の39.0億ドル(予想38.5億ドル)で市場予想を上回りました
●稼働顧客数は1270万人で前年同期比137%増でした
●ショッピファイ(SHOP)と複数年契約を締結しました
●2023/6期の半ばには営業黒字の確保を達成可能との見方を維持しました
経営陣の主なコメント
●1-3月期の事業は非常に好調で稼働顧客数は1270万人、前年同期比137%増でした
●私たちの総取扱高(GMV)は39億ドルで、前年同期比73%増、ペロトンを除けばほぼ2倍になりました
●既存顧客も成長し、さらに新規の顧客も貢献しました。またショッピファイ(SHOP)と独占的関係を拡大し複数年契約を締結しました
●特に旅行に関する取引、チケットなどは予想を上回るもので前年同期比で倍増しました
●長年取引のあるエクスペディア(EXPE)、Vrbo、プライスラインは取引高のトップ10にランクされました
●2023/6期の半ばには継続的な営業黒字の確保を見込み、良好な財務から新規の資金調達の必要は見込んでいません
決算を受けたマーケットの反応
売上高、調整後EPSが市場予想を上回りました。4-6月期の売上高見通し中間値は市場予想に届きませんでしたが、2022/6期通期売上高見通しを上方修正しました。引け後の取引では決算発表を受け株価は急騰、さらにカンファレンス・コールを受け上昇幅を拡大、終値比34%高で取引を終えました。
5/12の通常取引では寄り付き直後に上場来安値を更新。しかし足元大幅安を演じていた小型のグロース株が反動高から値を飛ばす中、AFRMも23%高で取引を終えました。引け後の決算発表では通期の売上高見通しを上方修正するなどグロース企業らしい好決算を発表。上昇に拍車がかかったようです。競争環境は厳しいものがありますが経営手腕が改めて評価されたようです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:57.25ドル(5/12時点)