Denis Rozhnovsky - stock.adobe.com
決算速報(現地7/27引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):92.00ドル(+1.07%)
●売上高:38.5億ドル(予想36.1億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.63ドル(予想0.54ドル)〇市場予想を上回った
●7-9月期売上高見通し:40億〜42億ドル(予想38.0億ドル)〇市場予想を上回った
●2021/12期通期売上高見通し:従来予想の前年同期比約+50%から同+60%へと引き上げた
4-6月期の売上高と7-9月期の売上高見通しが市場予想を上回ったことなどから株価は時間外取引で上昇しました。
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●4-6月期の売上高と調整後EPSが市場予想を上回りました。
●インテル(INTC)の4-6月期の売上高が前年同期比でマイナスとなるなか、今回AMDの業績が堅調となったことでAMDがインテルから引き続き市場シェアを奪っていることが示唆されました。
経営陣の主なコメント
●広範かつ堅調な需要を背景に、当社は業界の成長率よりも非常に高いペースで成長している。
●企業向けで「勢い」を感じている。
●年後半のPC向け事業は横ばいになると考えている。
●半導体の供給は今年の終わりにかけて厳しい状況が続くが、来年は改善するだろう。
●半導体不足の問題があっても、当社は今年の後半や2022年にかけて大きく成長できるだろう。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表直後から買いが優勢となり、時間外取引では1%程上昇して引けました。
マーケットはインテルから引き続きAMDがシェアを奪いつつあることが確認できたとし、概ね今回の決算発表を好感している模様です。しかしながら、引け後の時間外取引でも何度か終値を割り込む場面もあり、強気一辺倒になるほどの決算ではないとも考えられているようです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:102.86ドル(7/27時点)