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決算速報(現地3/8寄り前発表)
●決算発表当日の株価:26.92ドル(-3.96%)
●売上高:28.5億人民元(予想26.5億人民元)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.48人民元(予想-0.74人民元)〇市場予想よりも良好な結果
●1-3月期売上高見通し:約26億人民元
●1-3月期納車台数見通し:約12,500台
調整後EPSの赤字幅が市場予想よりも少なかったことなどは好感されたものの、ハイテク株全体が売られるなか、同社も下落して引けました。
決算発表当日を含む、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地3/8までの過去半年間)
決算のポイント
●10-12月期の売上高が市場予想を上回り、調整後EPSも市場予想よりも良好な結果となりました。
●1月の納車台数は6,015台(P7が3,710台、G3が2,305台)となり、前年同期比+470%となりました。
●2月の納車台数は2,223台(P7が1,409台、G3が814台)となり、同+1,281%となりました。
経営陣の主なコメント
●大きく差別化された「スマートEV」を提供し、販売・サービス網を拡大したことが2020年の結果につながり、将来の安定的な成長見通しを強化した。
●P7の量産開始により売上高が急増し、当社の収益性は引き続き改善している。
●特に、粗利益率は10-12月期も継続して改善し、年間で初めて粗利益率がプラスとなった。
決算を受けたマーケットの反応
調整後EPSの赤字幅が市場予想よりも小さかったことなどから寄り付きは高く始まったものの、徐々に売りに押されました。
寄り付き直後には9%を超える上げ幅となる場面もあったものの、ハイテク株全体が売りに押されるなか徐々に上げ幅を縮小し、結局、4%近い下落となって引けました。
決算内容自体を受けた下落ということではないようなので、今回の下落についてはそれほど心配する必要はないのかもしれませんが、シャオペンはこのハイテク株全体の売りの影響を大きく受ける銘柄である可能性も高く、今後もマーケットの動向には注意が必要となりそうです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:54.21ドル(3/8時点)