決算速報(現地2/17引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):90.81ドル(-4.26%)
●売上高:0.83億ドル(予想0.82億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.09ドル(予想-0.11ドル)〇市場予想よりも良好な結果
●1-3月期売上高見通し:0.83億〜0.86億ドル(予想0.847億ドル)×中央値は市場予想を下回った
●1-3月期調整後EPS見通し:-0.13〜-0.09ドル(予想-0.09ドル)×中央値は市場予想よりも悪い結果
●2021/12期通期売上高見通し:3.75億〜3.85億ドル(予想3.801億ドル)×中央値は市場予想を下回った
●2021/12期通期調整後EPS見通し:-0.44〜-0.35ドル(予想-0.21ドル)×市場予想よりも悪い結果
僅かながらも1-3月期や2021/12期通期の売上高見通しが市場予想を下回ったことを受け、株価は売りに押されました。
決算発表直前までの、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地2/17までの過去半年間、移動平均線は200日)
決算のポイント
●10-12月期の売上高とEPSは市場予想を上回りました。
●1-3月期や2021/12期通期の売上高見通しが市場予想を下回りました。
●一方、経営陣は「モメンタムは継続している」とコメントしています。
●「TikTok」は引き続き重要な顧客であると経営陣はコメントしました。
●ブレット・シャーク氏がCRO(最高売上責任者)に就任しました。同氏は直近、クラウド上のデータマネージメントを手がけるRubrikのCROを務めていました。
経営陣の主なコメント
●新型コロナのパンデミックにより押し上げられた需要などの追い風は短期的なものではなく、中長期的に継続するものだ。
●ゲーム業界の企業らは、速く、信頼性の高い環境をユーザーに提供することの重要性を認識し始めている。
●「TikTok」は引き続き重要な顧客で、「TikTok」の重要なワークロードの一部を当社が担っている。業績見通しには、現時点で見通せる分については反映してある。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表直後の時間外取引では一時上昇する場面もありましたが、その後は売りに押されました。
10-12月期の業績は市場予想を上回ったものの、ここ最近発表されたパランティアの決算発表などと同様に、今後の見通しが市場の期待値に届かなかったことが嫌気されているようです。また、「TikTok」については「引き続き重要な顧客」であるとしたものの、実際にどれほどの売上高が見込めるのかといった具体的な内容が示されなかったことも重しとなった可能性があります。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:82.4ドル(2/17時点)