決算速報(現地2/4引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):134.00ドル(-10.55%)
●売上高:2.20億ドル(予想2.05億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.10ドル(予想-0.13ドル)〇市場予想よりも良好な結果
●1-3月期売上高見通し:2.10億〜2.20億ドル(予想2.16億ドル)〇中央値は市場予想を上回った
※マーケットは見通しの下限値が市場予想を下回ったことを嫌気しているようです
●2021/12期通期売上高見通し:9.50億〜9.70億ドル(予想9.61億ドル)〇中央値は市場予想を上回った
※同様に、マーケットは見通しの下限値が市場予想を下回ったことを嫌気しているようです
決算発表前の段階で一部アナリストから「今後の大きな成功ケースが既に織り込まれている可能性がある」などといったコメントがでていましたが、決算発表は市場のそうした高い期待値を上回るものではなかったようで、株価は時間外取引で急落しました。
決算発表直前までの、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地2/4までの過去半年間)
決算のポイント
●10-12月期の売上高と調整後EPSが市場予想を上回りました。
●1-3月期や2021/12期の通期売上高見通しのレンジ下限値が市場予想を下回りました。
経営陣の主なコメント
●経済やテクノロジーの環境が激変するなかでも、10-12月期や2020年を通しての売上高は記録的なものとなった。
●2021年やその先の、リアルタイム3Dコンテンツに関連した大きな成長の機会をつかむため、投資を続けていく。
●当社の2021年の売上高見通しと、-11〜-9%という調整後ベースの営業利益率見通しは、当社の継続的な成長とフリーキャッシュフローがプラスマイナスゼロへと向かう道筋を示唆している。
決算を受けたマーケットの反応
市場の「実際の期待値」はアナリストの予想をBloombergなどが集計し算出している「市場予想」よりも高かったようで、株価は大幅安となりました。
決算発表直後から時間外取引で急落し、やや下げ幅を縮小する場面もみられたものの、10%を超える大幅安で時間外取引を終えています。経営陣のコメントなどは前向きでしたが、昨年9月のIPO以来株価が大きく上昇していたこともあり、しばらく軟調な展開となるかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:123.1ドル(2/4時点)