決算速報(現地12/2引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):159.00ドル(+12.1%)
●売上高:2.32億ドル(予想2.14億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.08ドル(予想0.00ドル)〇市場予想よりも良好
●11-1月期売上高見通し:2.455億〜2.505億ドル(予想2.32億ドル)〇市場予想を上回った
●11-1月期調整後EPS見通し:0.08〜0.09ドル(予想0.02ドル)〇市場予想を上回った
●2021/1期通期売上高見通し:従来予想の8.091億〜8.267億ドルから8.55億〜8.60億ドルへと引き上げた(予想8.23億ドル)〇市場予想を上回った
●2021/1期調整後EPS見通し:従来予想の0.02〜0.08ドルから0.21〜0.22ドルへと引き上げた(予想0.08ドル)〇市場予想を上回った
8-10月期の業績や通期業績見通しが市場予想を上回り、通期業績見通しも大きく引き上げられたことで、株価は時間外取引で10%を超える急騰となりました。
決算発表直前までの、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地12/2までの過去半年間、移動平均線は200日)
決算のポイント
●8-10月期は売上高と調整後EPSが共に市場予想を上回りました。
●通期業績見通しが上方修正され、市場予想を上回りました。
●年間経常収益(ARR)は9.07億ドル、 新規ARRは1.17億ドル、新規サブスクリプション顧客数は1,186となりました。
経営陣の主なコメント
●幅広い需要や多くの分野での当社の強みがサブスクリプション売上高を押し上げ、新規ARRは記録的な数字となった。
●「セキュリティ・クラウド」の分野で今後も現在の勢いを維持し、業界でのリーダー的な立ち位置をさらに強化していくことができるだろう。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表を控え市場の期待値がやや下がっていたなかで、良好な決算が発表され、株価は時間外取引で大幅高となりました。
セキュリティ関係ではありませんが、同じクラウド関連銘柄のセールスフォース ドットコム(CRM)や在宅勤務関連銘柄のズーム ビデオ コミュニケーションズ(ZM)が直近、失望的な決算発表を行い大幅安となっていたこともあり市場の期待値はやや下がっていたと思われますが、そうしたなかで好決算が素直に好感され上昇した形となりました。
サブスクリプション売上高が伸びていることから今後も同社の売上高の伸びは続くとみられ、当面の間、株価は堅調な動きとなるかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:159.73ドル(12/2時点)