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決算速報(現地1/22寄り前発表)
●決算発表当日の株価:296.25ドル(-0.72%)
●純売上高:40.4億ユーロ(予想39.1億ユーロ)〇市場予想を上回った
●粗利益率:48.1%(予想48.6%)×市場予想を下回った
10-12月期の業績や1-3月期の見通しは概ね市場予想通りとなりました。一方、最大60億ユーロの自社株買い計画を発表したほか、中国に対する極端紫外線(EUV)露光装置の輸出については「オランダ政府が判断することだ」とコメントしました。
決算発表当日を含む、過去1年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地1月22日までの過去1年間、移動平均線は52週)
決算のポイント
●最大60億ユーロの自社株買い計画を発表。
●1-3月期の売上高について31億〜33億ユーロ(市場予想32.7億ドル)になるとの見通しを示しました。
●対中輸出問題については「影響はゼロ」であるとコメントしています。
経営陣の主なコメント
●2020年にEUV露光装置を35台程度出荷する予定(2019年は26台)。
●2020年の極端紫外線(EUV)露光装置の売上高については45億ユーロになる見通し。
●対中輸出に安全保障上のリスクがあるかどうかを判断するのはオランダ政府。
●中国におけるEUVライセンスの取得が遅れていることについて、「影響はゼロ」だ。
●今のところ中国からはEUVの注文を1件しか受注していない。
●米国、韓国、台湾向けのEUVライセンスで問題が生じたことはない。
決算を受けたマーケットの反応
10-12月期の業績や今後の見通しなどが概ね市場予想通りとなったことで、大きな動きは見られませんでした。
ただ、経営陣が対中輸出問題について楽観的な見方を示したことや、自社株買いの発表などは市場関係者の間で前向きに受け止められているようです。
(Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:287.17ドル(1/22時点)