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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜米国株の史上最高値更新を牽引する銘柄はコレ!?〜

2019/7/16
投資情報部 榮 聡

先週の米国株式市場は、パウエルFRB議長の議会証言を受けて次回FOMCでの利下げは確実との見方が強まり、主要3指数がいずれも史上最高値を更新しました。今週は4-6月期決算発表の本格化に加え、米国の6月小売売上高と利下げ期待に影響を与えうる地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表などが注目されます。

今回は米国株の史上最高値更新を牽引している銘柄群から、ウォルト ディズニー(DIS)マイクロソフト(MSFT)マクドナルド(MCD)ビザ A(V)アドビ(ADBE)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_fo_america_190716_14306_01.gif

注:7/15(月)までのチャートです。
※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
情報技術 2.6% 7.3% 5.5%
一般消費財・サービス 2.3% 5.7% 4.9%
通信サービス 2.2% 6.0% 3.2%
資本財・サービス 1.6% 3.9% 1.0%
S&P500 1.3% 4.4% 3.7%
エネルギー 1.1% 5.6% -5.5%
生活必需品 0.9% 2.4% 5.8%
金融 0.6% 3.8% 3.0%
素材 0.4% 1.6% 0.8%
公益事業 0.1% 0.9% 6.0%
不動産 -0.4% 0.4% 5.8%
ヘルスケア -0.5% 1.9% 4.9%
騰落率上位(1週) 騰落率
ユナイテッドヘルス・グループ 7.3%
エヌビディア 6.4%
ダウ 5.0%
コムキャスト 4.9%
インテル 4.8%
騰落率下位(1週) 騰落率
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) -4.4%
メルク -3.7%
ブリストル・マイヤーズ スクイブ -3.5%
アムジェン -3.4%
イーライリリー -2.7%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。7/15(月)のデータによります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

週初は6月雇用統計が強かったことから利下げ期待が動揺して不安定となりましたが、7/10(水)にはパウエルFRB議長の議会証言を受けて7月FOMCでの利下げは確実との見方が強まり、主要3指数が史上最高値を更新しました。週末にかけても利下げに対する期待からじり高となり、S&P500指数は週間で0.8%の上昇でした。

パウエル議長は下院金融サービス委員会で、「貿易摩擦を巡る懸念や世界経済減速への不安によって米経済見通しを巡る不透明感が増している」、FRBは「必要に応じ行動する」とし、市場は7月の利下げを強く示唆するものと受け止めました。また、FOMC議事要旨では、利下げは労働市場を過熱させるリスクがあり、金融市場の不均衡を増長する、との懸念を表明するメンバーが2、3名いることがわかりましたが、利下げを妨げるものではないと解釈されたと見られます。

業種指数騰落率では、半導体関連が牽引して「情報技術」がトップ、「一般消費財・サービス」「資本財・サービス」など景気敏感が平均を上回ったほか、インターネット株が牽引して「通信サービス」も上位となりました。一方、薬価の引き下げ圧力が強まる可能性が懸念されて「ヘルスケア」の下落が目立ちました。

個別銘柄では、トランプ政権が薬剤給付管理会社(医療保険会社と医薬品メーカーの仲介を行う業態)のリベート廃止の方針を軌道修正するとして、同事業を営むユナイテッドヘルス グループ(UNH)CVSヘルス(CVS)などが上昇した一方、医薬品メーカーが薬価引き下げのターゲットになるとして幅広い銘柄が売り込まれました。また、シスコ システムズ(CSCO)が7/9(火)に光通信機器メーカーのアカシア コミュニケーションズ(ACIA)の買収を発表して注目されました。

経済指標では、米国の6月消費者物価指数のコア指数が前年比2.1%増、前月比0.3%増と、それぞれ市場予想の同2.0%増、同0.2%を上回りましたが、7月の利下げを妨げるものではないと見られます。中国の6月貿易統計は、輸入が前年比1.3%減、輸出が同7.3%減と低調が続いているものの、まだ底割れはしていないと言えるでしょう。

今週の米国株式市場

今週は本格化する4-6月期の決算発表が注目です。このほか、米国の6月小売売上高や地区連銀経済報告(ベージュブック)、フェイスブックの仮想通貨「リブラ」構想に関する米上下院委員会での公聴会も注目を集めそうです。

7/15(月)に発表された中国の4-6月期実質GDPは前年比6.2%増と1-3月期の同6.4%増から低下したものの市場予想と一致。一方、6月鉱工業生産は前年比6.3%増へ前月の同5.0%増から改善、小売売上高も前年比9.8%増と前月の同8.6%増から改善となって、中国経済に対する懸念が後退したと見られます。

米企業の4-6月期決算に関しては、S&P500指数採用企業のEPSは前年同期比3.0%減と1-3月期の同0.5%減に続いて減益が見込まれています(FactSetの7/12(金)時点の集計)。世界経済の減速、米中貿易摩擦の影響に加え、ドル高による業績の押し下げも減益の要因と見られます。

業種別には、ヘルスケア、公益事業、通信サービスなどディフェンシブな業種は増益を維持、素材、情報技術、エネルギーなどの減益が大きくなっています。決算発表の皮切りとなる大手銀行を含む、金融は0.5%の増益が見込まれています。

現在の市場を動かしている金融緩和については、7月FOMC(連邦公開市場委員会)で議論の基礎資料となる地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表が予定されており、市場の期待が動く可能性があります。7/15(月)時点では、7月FOMCで0.25%の利下げとなる確率が75%、0.50%の利下げの確率が25%と予想されています。

経済指標では、7/16(火)に米国の6月小売売上高(前月比0.1%増の予想)、7/17(水)に米国の6月住宅着工・建設許可件数(着工件数は前月比0.7%減、許可件数は同0.1%増の予想)、7/19(金)に7月ミシガン大学消費者マインド(98.7へ前月の98.2から改善の予想)などの発表が予定されています。

企業決算は、4-6月期の決算発表が本格化します。週の前半は大手銀行が決算の基調を占う上で注目され、産業景気の動向にはテキストロン、テキサスインスツルメンツ、ハネウェルインターナショナル、企業のIT投資の動向ではIBM、マイクロソフト、消費動向にはアメリカンエキスプレスが注目されます。

今週の5銘柄

今回は米国株の史上最高値更新を牽引している銘柄群をご紹介いたします。金融緩和期待で上昇する相場には、業績伸長で上昇する相場に比べて脆い面があると考えられ、銘柄選択は大型優良企業を中心に行うのが良いと考えられます。

スクリーニングの条件は、(1)7/11(木)に52週高値を更新した、(2)S&P500指数採用銘柄で時価総額1,000億ドル以上で、該当する13銘柄をアナリストの目標株価との乖離率の順に並べたものが図表3になります。

抽出された銘柄群は、ソフトウェアやサービスの銘柄がほとんどで、世界的経済減速や米中貿易摩擦の影響が懸念される製造業の銘柄は少なくなっています。

目標株価の乖離率が上位の銘柄から、ウォルト ディズニー(DIS)マイクロソフト(MSFT)マクドナルド(MCD)ビザ A(V)アドビ(ADBE)を選んでご紹介いたします。

図表3 米国株の史上最高値更新を牽引する銘柄群

銘柄(コード) 株価
(7/11)
(ドル)
目標株価
(7/11)
(ドル)
目標株価
乖離率
(%)
ウォルト ディズニー(DIS) 143.56 153.13 6.7
マイクロソフト(MSFT) 138.40 144.94 4.7
マクドナルド(MCD) 212.69 217.36 2.2
マスターカード A(MA) 278.32 284.21 2.1
ビザ A(V) 180.74 184.50 2.1
アドビ(ADBE) 307.60 312.58 1.6
アボット ラボラトリーズ(ABT) 85.77 86.00 0.3
チャーター コミュニケーションズ A(CHTR) 410.25 411.14 0.2
ペイパル ホールディングス(PYPL) 120.65 119.92 -0.6
ウォルマート インク(WMT) 113.92 111.32 -2.3
アクセンチュア A(ACN) 194.67 190.23 -2.3
コストコ ホールセール(COST) 276.54 257.48 -6.9
スターバックス(SBUX) 89.07 81.56 -8.4

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(7/15)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートウォルト ディズニー(DIS)145.06ドル22.5

【インターネットTVでネットフリックスに挑戦】
今年後半に投入予定のインターネットTV「Disney+」への期待が高まっています。従来から保有する豊富な映像コンテンツに、買収した21世紀フォックスのものを加え、ネットフリックスに挑戦するには十分な映像資産を確保したと考えられます。ただし、当面の業績は関連する投資のため低調となることが見込まれます。一方、減少が続いていたスポーツ専門チャンネル「ESPN」の契約者数は安定化しつつあり、テーマパーク事業は新アトラクション「スターウォーズ」の投入で好調が見込まれます。

買付チャートマイクロソフト(MSFT)138.90ドル27.2

【企業ITインフラのクラウド化で成長】
クラウドサービスの世界シェアはアマゾンに次ぐ2位ですが、足もとでシェア拡大の勢いが最も強く、世界最大となる可能性もあります。同社はメールシステムの「Outlook」やビジネス・ソフトウェアの「Office」などで企業のIT部門とのコンタクトがあることが、新規開拓を優位に進められている要因と見られます。パソコンOSの「Windows」、ゲームの「Xbox」、検索の「Bing」なども堅調で主要事業で足を引っ張るものがなくなっていることも成長期待が高まる要因と見られます。

買付チャートマクドナルド(MCD)214.21ドル26.7

【ファーストフード市場で世界的にシェアを拡大】
バリューメニュー、IT技術の導入、オペレーションの単純化、宅配の拡大、メニューの新規性などによって、米国および海外でもファーストフード市場でシェアを拡大することができています。最近投入したベーコンを使ったメニュー、ドーナツスティックや「2 for 5$」の再投入などが今期企業を押し上げると期待されます。

買付チャートビザ A(V)180.57ドル29.0

【世界的に決済のデジタル化をリード】
中長期の売上成長は一桁台半ばから後半の伸び率、EPS成長率は15〜20%へ高まりつつあると見られます。電子決済分野での圧倒的なスケールと幅広い事業展開によって、加速しつつある小売業のデジタル化から恩恵を受ける良いポジションを築いており、また、これまでカード決済とは別分野と考えられていた巨大な企業間決済の市場から新たな収入源を得ることができているためです。

買付チャートアドビ(ADBE)308.76ドル39.5

【世の中のデジタル化のトレンドに乗るソフトウェア企業】
世の中のデジタル化のトレンドに乗り、またあらゆる産業で顧客満足度の向上が重要となる動きから恩恵を受けられるポジションを築いたソフトウェア企業と考えられます。クリエイティブおよび文書ソフトウェアでのリードに加え、デジタル・マーケティング、分析、コマース分野での強みにより、今後3〜5年は年率15%を上回る売上成長が期待できそうです。

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。マイクロソフトは20年6月期、ビザは20年9月期、アドビは19年11月期、その他は19年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

  経済指標・イベント 企業決算・イベント
15(月・祝) ・日本の祝日(海の日)
・中国実質GDP(4-6月期)
・中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資(6月)
・中国調査失業率(6月)
・中国新築住宅価格(6月)
・中国不動産投資(6月)
・ニューヨーク連銀製造業景気指数(7月)
・アマゾン・プライム・デー(プライム会員の感謝祭、16日まで)
シティグループ
16(火) ・ドイツZEW調査(7月)
・米輸入物価指数(6月)
・米小売売上高(6月)
・米鉱工業生産(6月)
・NAHB住宅市場指数(7月)
・米上院銀行委員会でフェイスブックの仮想通貨「リブラ」構想に関する公聴会
ジョンソン&ジョンソン
ウェルズファーゴ
JPモルガンチェース、ゴールドマンサックス
17(水) ・EU27ヵ国新車登録台数(6月)
・ユーロ圏消費者物価指数(6月)
米住宅着工・建設許可件数(6月)
・米下院金融サービス委員会でフェイスブックの仮想通貨「リブラ」構想に関する公聴会
バンクオブアメリカ、CSX、アボットラボラトリーズ
テキストロン
18(木) ・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・日本貿易統計(6月)
・フィラデルフィア連銀景気指数(7月)
ネットフリックスIBMフィリップモリスインターナショナル
ユナイテッドヘルスグループ、モルガンスタンレー
ハネウェルインターナショナル、ユナイテッドレンタルズ
19(金) ・ミシガン大学消費者マインド(7月、速報値) マイクロソフトインテューイティブ サージカル
アメリカンエキスプレス、シュルンベルジェ
22(月) ・シカゴ連銀全米活動指数(6月)  
23(火) ・ユーロ圏消費者信頼感(7月)
・米中古住宅販売件数(6月)
コカ・コーラ、テキサスインスツルメンツ
24(水) ・米新築住宅販売件数(6月) ビザグラクソスミスクラインAT&Tボーイング
ペイパルホールディングス
25(木) ・ドイツIFO企業景況感指数(7月)
・ECB主要政策金利
・米耐久財受注(6月)
フェイスブックテスラザイリンクス(E)
スリーエム
アドバンストマイクロデバイセズ(E)
26(金) ・米実質GDP(4-6月期、速報値) アマゾンドットコムアルファベットマクドナルドアッヴィ
インテル、ツイッター

注:日付は日本時間によります。企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有人数の1〜30位、青字のハイライトは31〜50位を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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