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アメリカNOW!フラッシュ 〜決算速報:ネットフリックス、バンクオブアメリカ、シティ、JPモルガン、ウェルズファーゴ〜

2019/1/18
投資情報部 榮 聡

米国株の当社顧客保有人数上位50で、1/14(月)〜1/17(木)に10-12月期決算を発表したシティグループ(C)JPモルガン チェース(JPM)ウェルズ ファーゴ(WFC)バンク オブ アメリカ(BAC)ネットフリックス(NFLX)の決算速報です。

大手銀行ではバンクオブアメリカ決算の好調が目立ちます。ネットフリックスは、1-3月期の業績ガイダンスが市場予想を下回るも加入者純増数は順調です。

銘柄名(コード)  決算発表日、株価反応日
株価、前日比、今期予想EPS、アナリスト目標株価
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
シティグループ(C)   1/14、1/14 売上(億ドル) 171 -2% -2% 1%
58.93ドル、+4.0%、7.50ドル、75.13ドル EPS(ドル) 1.61 26% 4% 22%

【債券業務の落ち込みをその他業務でカバー】

  • 10-12月期決算は、売上が本社部門の減少が効いて前年同期比減収、市場予想も下回る一方、EPSは費用削減、信用コストの低下、減税効果などにより前年同期比増え、市場予想も上回りました。
  • グローバル・コンシューマー・バンキング部門は、売上・費用とも概ね横ばいで、減税効果により純利益は同14%増でした。インスティテューショナル・クライアント・グループ部門は、債券業務の売上が前年同期比21%となったことを主因に減収となりましたが、経費削減、信用コストの低下でカバーして、増益でした。債券業務、投資銀行業務は減収、トレジャリー&ソリューション業務、プライベートバンク業務、株式業務、証券サービス業務は増収を確保しています。
  • 18年12月末の1株当たり純資産は75.05ドル、無形資産を除くベースでは63.79ドルで、18年9月末からそれぞれ2.17ドル、1.88ドル増加しています。
JPモルガン チェース(JPM)    1/15、1/15 売上(億ドル) 268 5% 0% 6%
101.68ドル、+0.7%、9.93ドル、117.80ドル EPS(ドル) 1.98 14% -10% 35%

【法人部門の減益を消費者・地域銀行部門がカバー】

  • 10-12月期は、市場関連収入が減少した法人金融・投資銀行部門、アセット&ウェルスマネジメント部門の落ち込みを消費者・地域銀行部門でカバーして増収増益としました。ただ、EPSは市場予想を比較的大きくショートしています。
  • 消費者・地域銀行部門は、住宅ローンは低調となったものの、預金マージンの拡大、預金の増加、カード収入増などを受けて前年同期比13%の増収、同53%の増益と好調でした。法人金融・投資銀行部門は、株式業務が増収となったものの債券収入の減少が大きく同15%の減益、商業銀行部門は金利上昇の恩恵を受けて同8%の増益、アセット&ウェルスマネジメント部門は資産価格値下がりの影響を受けて同8%の減益でした。コアの貸出残高が前年同期比6%増、預金残高が同3%増でした。
  • EPSは市場予想を大きく下回ったものの、収益の経常性が高い消費者・地域銀行部門が好調であったことから、さほどネガティブには捉えられなかったと考えられます。
ウェルズ ファーゴ(WFC)   1/15、1/15 売上(億ドル) 210 -5% - -4%
47.67ドル、-1.5%、4.97ドル、57.93ドル EPS(ドル) 1.21 4% - 11%

【米住宅市場低調の影響が大きく出た】

  • 10-12月期は非金利収入の大きな減少により前年同期比5%の減収、純利益も同1%減となったものの、発行済株式数が同5%減少して、EPSは同4%増を確保しました。
  • 純金利収入は、利ざやが2.94%と前年同期の2.84%から改善して、前年同期比3%増を確保しています。非金利収入は住宅ローン関連が前年同期比50%減となったほか、預金口座関連(米国では預金口座を持つと手数料を取られます)が同6%減、カード関連が同2%減などで合計で同14%減少しました。平均貸出残高は前年同期比1%減、平均預金残高は同3%減でした。
  • 同行は18年2月にFRB(連邦準備制度理事会)から総資産額を17年末の2兆ドル弱に凍結するという厳しい行政処分を受けて、その影響が継続しています。
バンク オブ アメリカ(BAC)   1/16、1/16 売上(億ドル) 228 10% 2% 4%
28.45ドル、+7.2%、2.86ドル、32.50ドル EPS(ドル) 0.71 49% 12% 39%

【売上・利益とも市場予想を上回る好決算】

  • 10-12月期決算は、増収増益で市場予想も上回って好調でした。個人向け金融と資産運用が牽引して税前利益は前年同期比22%増、純利益は同39%増(法人減税の影響を除くベース)でした。純金利収入は利ざや拡大と貸出増を背景に前年同期比7%増、非金利収入は同1%減です。平均預金残高は前年同期比4%増(7-9月期は同4%増)、平均貸出残高は同3%増(7-9月期は同3%増)と拡大が続いています。
  • コンシューマー・バンキング部門は、主に純金利収入の増加が牽引して売上が同10%増、税前利益は同26%増、グローバル・ウェルス&インベストメント・マネジメント部門は顧客資産がは資産価格の下落で前年同期比5%減となるも、運用手数料と純金利収入の増加で売上が同7%増、税前利益は同18%増と好調でした。グローバル・マーケッツ部門はセールス&トレーディング収入の前年同期比6%減を信用コストの減少が相殺して税前利益は同8%増を確保、グローバル・バンキング部門は貸出残高が前年同期比2%増、投資銀行フィーは同5%減で、税前利益は同4%増でした。
  • 大手銀行の中では最も良い決算と言えそうです。
ネットフリックス(NFLX)   1/17、1/17(時間外) 売上(億ドル) 41.9 27% 0% 34%
339.02ドル、-4.0%、4.67ドル、382.44ドル EPS(ドル) 0.30 -27% 25% 207%

【加入者純増は7.6百万人のガイダンスに対して8.8百万人と好調、海外展開が順調】

  • 10-12月期の加入者純増(有料会員ベース)は、国内がガイダンス並みの1.5百万人、海外はガイダンスの6.1百万人に対して7.3百万人好調でした。EPSが前年同期比で減少しているのは、7-9月期のマーケティング費用の一部がずれ込んだことによるもので、前回の決算発表時にガイダンスされていました。
  • 19年1-3月期のガイダンスは、売上が44.9億ドル(市場予想は46.1億ドル)、EPSは0.56ドル(市場予想は0.86ドル)、加入者純増は8.9百万人(国内1.6百万人、海外7.3百万人)(市場予想は8.5百万人)と、業績は市場予想を下回りました。19年12月期の営業利益率は、18年12月期実績の10%から13%へ引き上げる方針です。米国では加入料金の値上げを発表(加入者が最も多いプランで月11ドルから13ドルへ18%)、新規加入者から適用し、1-3月期、4-6月期にかけて既存契約者に順次適用する方針です。
  • 株価は業績ガイダンスが市場予想を下回ったことを嫌気して時間外で下落しています。ただ、株価は18年末の267.66ドルから1/17(木)終値の353.19ドルまで32%上昇していたことから、利食いという面もありそうです。

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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