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マーケット > レポート > 日本株投資戦略 >  ≪2021年の"主役"を探る(2)≫活況「半導体」の恩恵を受けるコアな銘柄と意外な銘柄は?

≪2021年の"主役"を探る(2)≫活況「半導体」の恩恵を受けるコアな銘柄と意外な銘柄は?

2020/12/25
投資情報部 鈴木英之

2020年がまもなく終わりを迎えようとしています。
年間を通して、米国株式市場では“半導体関連銘柄”の活躍が目立ちましたが、日本でも“半導体関連銘柄”は投資家が注目している投資テーマであり、SBI証券のテーマ投資コンテンツ「テーマキラー!では、“AI(人工知能)”に続き、急上昇ランキングの第2位※となっております。

今回の日本株投資戦略では、日本の代表的な半導体関連株を改めて吟味するとともに、SBI証券の企業調査部がウォッチし、前向きな投資判断を公表している半導体関連銘柄をご紹介します。

なお、今年の日本株投資戦略は本日が最後になります。
1年間ご愛読いただき、ありがとうございました。
2021年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。

※2020/12/24(木)時点。

1なぜ、改めて「半導体」に注目するのか

今年は新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界経済は大きな打撃を受けました。

世界最大の経済大国である米国の株式市場では、同国をけん引する主要銘柄から構成されるS&P500が年初来で14.6%も上昇(12/24時点)するなど、米国株式の好調を示すパフォーマンスとなりました。
構成銘柄のうち、実質的な値上がり率トップは電気自動車専業メーカーのテスラ(ただし、S&P500への組み入れは12/21より開始)でしたが、エヌビディアやAMD、ケイデンス・デザイン・システムズなどの半導体関連株が値上がり率の上位にランクインしていることから分かるように、半導体は人気の投資テーマの1つです。

図表1はインテル、エヌビディア、ブロードコム、アプライドマテリアルズ、TSMCといった主要半導体関連企業で構成される半導体SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)の推移を表したものです。
世界的に株価が急落した3月は波乱となりましたが、それ以降は上昇基調となり、本年の年間上昇率(12/24現在)は48%となっています。また、SBI証券のテーマ投資コンテンツ「テーマキラー!」では、もっとも組み入れ比率が高い(5万円コースを除く)東京エレクトロン(8035)が、大幅に上昇しました。(図表2)

次世代通信規格である「5G」や、モノとモノをインターネットがつなぐ「IoT」、AI(人工知能)などの普及はここからが本番とみられます。また、自動車の電動化も多くの国で国策となり、同時に自動運転など運転支援システムも急速に発展しつつあります。すなわち、世界ではこれまでにないペースで幅広い分野での電子化の進展が想定され、それを可能とさせる半導体の生産は飛躍的に拡大することが予想されます。そうした時代背景もあり、上記したように2020年の半導体関連銘柄は好パフォーマンスとなりました。

かつて「半導体王国」といえば、日本であり、東芝やNEC、日立などが生産する「日の丸半導体」が世界を席巻しました。しかし、現在世界を席巻するのは、米国や中国、韓国などの半導体メーカーであり、NAND型フラッシュメモリの東芝(6502)や、マイコンのルネサスエレクトロニクス(6723)などがわずかに、大手半導体メーカーのポジションを維持しています。

ただ、半導体市場を支える製造装置や材料の分野では、まだまだ高い市場シェアを有する日本企業が踏ん張りを見せており、足元の業績も拡大傾向となっています。

図表1 半導体SOX指数(日足)

図表2 東京エレクトロン(8035)・日足

  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。過去3年の日足終値の推移をグラフ化。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

22021年も活躍が期待される「半導体」関連銘柄は?

図表3では、2021年も活躍が期待される“半導体関連銘柄”を一覧にしました。
なお、掲載銘柄はSBI証券のテーマ投資コンテンツ「テーマキラー!」で、半導体関連銘柄として紹介されている銘柄、および企業調査部が公表した11月以降の銘柄レポート、業界レポートなどで投資評価の「買い」および、半導体市場と関係をもつことが確認できた銘柄で、2020年の株価上昇率が大きい順(12/24時点)に掲載しています。

なお、企業調査部の株価レーティングの「買い」は、目標株価が時価を15%以上、上回っているときに付される投資判断です。あくまでもレーティングが実施された時点でのファンダメンタルズや株価が前提となっていますが、12/24(木)時点では、目標株価が時価を15%以上、上回っていることを確認しています。

今期の業績について、営業赤字が予想されている銘柄については掲載しておりません。
たとえば、ニコン(7731)はかつて、露光装置(ステッパー)市場で圧倒的な市場シェアを有していましたが、現在はオランダのASMLに大きく後塵を拝しています。デジタルカメラ市場でもシェアが低下傾向になっており、短期業績についても不透明感が漂っています。

東洋合成工業(4970)は、EUV(極端紫外線)の技術を用いた露光装置(半導体製造装置のひとつ)の市場で、フォトレジスト用の感光材でトップシェアを有しています。2020年にもっとも活躍した半導体関連株のひとつで、2019年末に4,380円だった株価は、12/24(木)時点で11,680円と、約2.7倍に値上がりしています。なお、12/15(火)付のSBI証券企業調査部のレポートでは、目標株価が11,000円から15,500円に引き上げられています。

EUVを使った露光工程では、半導体の微細化に向けた最先端分野であり、多くの日本企業が携わっています。コーター/デベロッパー(光に反応する薬品を塗布する装置)では東京エレクトロン(8035)、EUVを当てて回路を描写する際のフォトマスク検査装置でレーザーテック(6920)、描画装置で日本電子(6951)、洗浄装置でSCREENホールディングス(7735)が関わっており、これらは図表3でも掲載しています。

半導体材料であるシリコンウェハーは日本企業の優位が続いており、世界シェアは信越化学工業(4063)、SUMCO(3436)などが上位になっています。この分野に対する市場の関心は主にシリコンウェハーの価格動向となりますが、業界第3位メーカーによる業界第4位メーカーの買収など、市場の寡占化が進む見通しになっています。このため、シリコンウェハーは2022年頃に向けて値上げ方向の確度が高まり、関連企業の業績やバリュエーションの拡大が期待されます。

図表3 【ご参考】2021年も活躍に期待したい半導体関連銘柄

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄 株価(12/24) 年初来株価騰落率 来期予想営業増益率 来期予想PER(倍)
4970 4970 4970 4970 東洋合成工業 11,680 166.7% 28.3% 46.8
6920 6920 6920 6920 レーザーテック 11,560 107.9% 43.9% 42.1
4062 4062 4062 4062 イビデン 4,720 81.2% 31.0% 23.3
8035 8035 8035 8035 東京エレクトロン 36,500 52.6% 19.0% 21.5
4063 4063 4063 4063 信越化学工業 17,505 45.1% 12.0% 21.5
3445 3445 3445 3445 RS Technologies 5,330 39.2% 7.8% 20.1
6951 6951 6951 6951 日本電子 4,615 38.8% 59.0% 28.2
6723 6723 6723 6723 ルネサスエレクトロニクス 1,039 38.5% 37.5% 26.5
6146 6146 6146 6146 ディスコ 33,400 29.0% 17.9% 30.0
6857 6857 6857 6857 アドバンテスト 7,350 19.3% 28.5% 24.9
3436 3436 3436 3436 SUMCO 2,150 17.7% 21.6% 20.4
6407 6407 6407 6407 CKD 2,144 16.6% 94.1% 19.4
6728 6728 6728 6728 アルバック 4,290 -1.3% 32.9% 15.9
7735 7735 7735 7735 SCREENホールディングス 7,140 -4.7% 44.1% 17.6

  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。来期予想営業増益、来期予想PERともに市場コンセンサス。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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