SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 15:46:23

マーケット > レポート > 日本株投資戦略 >  市場が期待する好業績マザーズ銘柄はコレ!?

市場が期待する好業績マザーズ銘柄はコレ!?

2017/07/14
投資調査部 鈴木英之

東京株式市場は高値圏でのもみ合いになっています。NYダウが最高値を更新し、外為市場では一時に比べ円安・ドル高が進むなど追い風が目立ち、好調な企業業績が評価されやすい場面となっています。反面、主要先進国では緩和的な金融政策が「出口」に進み始め、株式市場への資金流入が細る懸念も出始めています。

そうした中、国内新興市場が堅調な動きとなっています。年初来の株価上昇率は、日経平均株価の5%に対し、ジャスダック平均が20%、東証マザーズ指数が25%となっており、特にマザーズ銘柄の好パフォーマンスが目立っています。そこで今回の「日本株投資戦略」では、東証マザーズ銘柄にスポットを当て、市場が高成長を期待している銘柄をご紹介していきたいと考えています。

1

市場が期待する好業績マザーズ銘柄はコレ!?

マザーズ銘柄が堅調な動きとなっています。年初来の株価上昇率は、日経平均株価の5%に対し、ジャスダック平均が20%、東証マザーズ指数が25%となっており、特にマザーズ銘柄の好パフォーマンスが目立っています。

東証マザーズ市場の特徴としては、指数に占める特定銘柄のウェイトが高いことがあげられます。7/13(木)現在、東証マザーズ指数のウェイト上位はミクシィが13.2%、そーせいが8.0%、サイバーダインが6.1%で上位3銘柄が全体の27.3%を占めています。また、構成銘柄の営業利益(前期)合計に占めるミクシィの比率は64%に達します。このため、東証マザーズ市場のことを語ろうとすると、株価面でも業績面でもミクシィを避けることは難しいのが現状です。

そのミクシィですが今期(2018年3月期)の予想営業利益は会社予想で21.4%減益の見込みです。このため、会社予想のある企業だけで集計すると東証マザーズの今期予想営業利益は全体で1.6%増の見込みにとどまっています。しかし、同社を除いた集計では今期は42%増益の計算です。また、市場コンセンサスのある銘柄だけで集計すると来期は6割超の増益が見込まれます。実際には東証マザーズ銘柄は今後、大幅増益が続く予想の銘柄が少なくないと考えられます。

今回の「日本株投資戦略」では、市場コンセンサスをベースに大幅増益が続きそうな東証マザーズ銘柄を抽出してみました。具体的なスクリーニング条件は以下の通りです。

(1)東証マザーズ上場銘柄であること
(2)2人以上のアナリストが業績予想を公表していること
(3)今期予想営業利益(会社予想)が10%超の増益見込みであること
(4)今期予想営業利益(市場予想)が会社予想を上回っていること
(5)来期予想営業利益(市場予想)が10%超の増益見込みであること
(6)今期予想EPS(市場予想)が過去4週間で下がっていないこと

上記のすべての条件を満たしている銘柄を今期予想営業利益(市場予想)の高い順に並べたものが表1となります。なお、注意点としては、東証1部銘柄と比較して、アナリストのカバレッジが少ないことです。表1の銘柄について、業績予想を公表しているアナリスト数は平均で2.6社にとどまります。このため、実際の業績がアナリストの期待通りに向上しないリスクも大きめであるとみられます。

表1:市場が期待する好業績マザーズ銘柄はコレ!?

取引 チャート コード 銘柄名 株価
(7/13)
騰落率
(1ヵ月)
予想営業利益(前期比増減率)
今期会社予想 今期市場予想 来期市場市場
現買信買 チャート 6094 フリークアウト・ホールディングス 4,125 39.4% 67.4% 138.0% 92.6%
現買信買 チャート 3979 うるる 5,000 60.5% 109.0% 131.3% 49.1%
現買信買 チャート 6095 メドピア 741 10.1% 73.2% 94.8% 88.9%
現買信買 チャート 3922 PR TIMES 4,345 102.8% 39.5% 59.6% 44.2%
現買信買 チャート 6533 Orchestra Holdings 2,767 12.1% 18.6% 31.8% 35.0%
現買信買 チャート 6189 グローバルグループ 1,710 11.3% 21.5% 24.8% 40.0%
現買信買 チャート 3479 ティーケーピー 14,130 35.2% 21.4% 22.1% 19.2%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。データは2017/7/13現在。市場予想はすべてアナリスト予想をBloombergが集計した市場コンセンサス。増益率は前年比。なお、来期市場予想営業増益率は、来期市場予想営業利益の今期市場予想営業利益に対する増益率となっています。騰落率は現在の株価(7/13終値)を1ヵ月前(4/13)の終値と比較した騰落率です。
2

掲載銘柄の投資ポイント

ここでは、表1に掲載した銘柄の一部について、投資ポイントをご説明したいと思います。

フリークアウト・ホールディングス(6094)はインターネット広告のリアルタイム取引を実現している会社です。当社のシステムは、安く、大量に発信したい広告主と、広告枠を高く売りたい媒体の双方のニーズを満たすことを可能としています。

2017年9月期・上半期は営業利益が前年同期比73.7%増と好調で、会社側は上半期決算発表とともに通期の業績見通しを上方修正しましたが、市場ではさらなる利益の上積みが可能と予想しているようです。株価は上半期決算発表前日の5/8(月)から一時4割超も値上がりしましたが、その後は調整に転じました。現在は下落一巡後のもみ合い場面となっているようです。

うるる(3979)は在宅ワーカーが官公庁など6,600機関から入札情報を集め、利用する企業がそれに対して対価を払うビジネスを展開しています。これまでに掲載した入札情報は900万件を超えています。また、在宅ワーカーと企業を結び付ける役割も担っています。7/12(水)にはダイレクトメールサービスを展開するディーエムソリューションズ(6549)と業務提携を発表。ディーエムソリューションズが提供するダイレクトメールサービスにおいて、アフターコールとして当社が提供する在宅ワーカーを活用したサービス「フレックスコール」を活用する方針です。

2018年3月期・第1四半期の営業利益は前年同期から5.29億円改善し、2.41億円となりました。3/16(木)に新規上場し、株価は初値3,330円から6/1(木)の高値5,600円まで68%上昇しましたが、その後は一服となっています。

メドピア(6095)は、患者やコメディカル(医師・看護師以外の医療従事者)向けのコミュニティサイトを展開しています。コンテンツの充実で利用者が増加し、製薬会社や医療機器メーカー、人材紹介会社からの広告収入が増えているようです。子会社で展開するオンライン健康サービスで、チャットやTV電話を使っていつでも医師に相談できるサービスを開始しています。

今期(2017年9月期)の営業利益は1億円と、前期の0.57億円から増える見込み(会社予想)です。

PR TIMES(3922)は、月間最大783万PVを誇るプレスリリース掲載サイトを運営しています。また企業のプレスリリースを月間1億PV超有する9サイトを含むメディアに転載しています。利用企業数が17,650社に達し、また国内上場企業の利用率は32%となっています。

7/13(木)に2018年2月期・第1四半期の決算が発表されました。売上高は3.86億円(前年同期比21.6%増)、営業利益は0.71億円(同33.3%増)となりました。前年第1四半期の一過性の取引を除くと、実質的には44%の増益となった計算で、年度最初の四半期は順調なスタートとなったようです。

Orchestra Holdings(6533)は7/3(月)をもって持株会社へ移行し、社名も変更(旧社名・デジタルアイデンティティ)されました。顧客属性に合わせた効率的な広告配信が事業の中心となっています。

今期(2017年12月期)は営業利益で3.6億円(前年同期比19.0%増)を予想(会社予想)していますが、市場では4億円程度を見込んでいます。第1四半期の営業利益は1.05億円で、市場予想に沿ったペースと言えそうです。株価は足元でもみ合い商状となっています。

図1:フリークアウト・ホールディングス(6094)・日足チャート

図2:PR TIMES(3922)・日足チャート

図3:Orchestra Holdings(6533)・日足チャート

  • ※図1〜図3は当社チャートツールを用いてSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

信用取引を行うには、信用取引口座の開設が必要になります。WEBサイト上でのお手続きだけで「最短翌日」口座開設完了!


免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
新しいウィンドウで開きます。重要な開示事項(利益相反関係等)について
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.