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決算発表後に注目したい好業績・株価出遅れ銘柄はコレ!?

2017/05/12
投資調査部 鈴木英之

日経平均株価が2万円の大台回復目前となっています。地政学的リスクが後退する中、外為市場で円安が進んでいることに加え、決算発表が進捗し、好業績銘柄が買われているためと考えられます。

ちなみに、3月決算企業の決算発表については、5/12(金)に980社、5/15(月)に381社の発表で、おおむね一巡する運びになっています。そこで今回の「日本株投資戦略」では、決算発表を終えた銘柄の中から好業績が見込まれながらも株価的に出遅れている銘柄を抽出し、ご紹介することとしました。

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決算発表後に注目したい好業績・株価出遅れ銘柄はコレ!?

3月決算企業の決算発表は4/20頃から始まりましたが、5/12(金)に980社、5/15(月)に381社が発表し、おおむね一巡する運びになっています。

時価総額1,000億円以上の主力企業(金融を除く)について、4/20(木)〜5/10(水)の株価騰落率をみると、会社予想営業増益率の大きい企業、その中でも会社予想営業利益が市場コンセンサスを上回った企業が大きく上昇していました。逆に、会社予想営業利益が市場コンセンサスを下回った企業の株価は相対的に冴えませんでした。決算発表シーズンの株価は、発表された利益と市場コンセンサスのかい離や、増益率が投資パフォーマンスを左右していると考えられます。

決算発表シーズンが終わると、新しい18/3期の予想データ等が出そろい、銘柄間の比較がしやすくなります。銘柄間比較の中ではどんな銘柄が注目されるのでしょうか。「日本株投資戦略」では以下のスクリーニング条件で銘柄の抽出を試みてみました。なお、分析対象は5/10(水)までに決算発表を終えた銘柄です。

(1)時価総額1,000億円以上の3月決算銘柄(金融を除く)であること
(2)17/3期の営業利益が事前の市場コンセンサスを上回っていること
(3)18/3期の会社予想営業利益が前期比10%超の増益となっていること
(4)予想PER(計算に用いる予想EPSは市場コンセンサス)20倍未満であること

上記の全条件を満たした銘柄について、4/20(木)〜5/10(水)の株価騰落率が低い順に10銘柄を並べたものが表1になります。なお、4/20(木)〜5/10(水)の日経平均株価は8.0%の上昇となっています。好業績が予想されているだけに、全銘柄がそれを上回る上昇率になっており、市場による評価が進みつつある可能性を示しています。

表1:決算発表後に注目したい好業績・株価出遅れ銘柄はコレ!?

取引 チャート コード 銘柄名 株価
(5/10)
17/3期営業
利益上振れ率
18/3期予想
営業増益率
予想PER
(倍)
株価騰落率
(4/20〜)
現買信買 チャート 6952 カシオ計算機 1,638 3.9% 11.0% 17.0 8.9%
現買信買 チャート 3626 TIS 3,015 3.1% 11.0% 16.1 9.0%
現買信買 チャート 5741 UACJ 309 9.4% 39.2% 9.7 9.6%
現買信買 チャート 7012 川崎重工業 351 8.7% 26.2% 14.7 10.0%
現買信買 チャート 6758 ソニー 4,081 11.2% 75.4% 18.9 14.3%
現買信買 チャート 5803 フジクラ 885 10.7% 11.0% 14.2 14.5%
現買信買 チャート 6770 アルプス電気 3,335 2.1% 22.8% 15.3 14.9%
現買信買 チャート 6923 スタンレー電気 3,415 0.2% 10.6% 17.9 15.0%
現買信買 チャート 1951 協和エクシオ 1,835 4.2% 10.2% 14.2 15.4%
現買信買 チャート 6479 ミネベアミツミ 1,738 2.6% 14.3% 17.7 15.5%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。17/3期営業利益上振れ率は同期の営業利益が市場予想を何%上回ったのかを示しています。予想PERは市場コンセンサスベース。株価騰落率は4/20〜5/10の騰落率。
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抽出した銘柄の投資ポイントは?

上位の3銘柄はいずれも決算発表が5/10(水)で、決算が表1の騰落率に織り込まれていないため、株価上昇率が大きくなかったとみられます。ただ逆にいえば、決算発表後の時間が短い分、好業績への評価が今後に本格化する可能性があります。

カシオ計算機(6952)は主力の「Gショック」が中国や東南アジアで伸びる見込みで、18/3期の営業利益は前期比11.0%増の340億円を見込みます。株価が3/17(金)の高値を超えてきた点は評価されます。

TIS(3626)は決算発表と同時に自社株買い(発行済み株式数の1.4%)も発表しています。このため、5/11(木)に株価が5.8%も上昇しており、その点は注意です。

UACJ(5741)も決算と同時に売買単位の変更と株式併合の発表を行っています。豪州、アジア、中近東・アフリカにおける缶材の需要が中長期的に拡大する見通しで、タイの子会社の業績が伸びているようです。図2のチャートから、332円を上回ってくるとむしろ株価上昇が加速する可能性がありそうです。

川崎重工業(7012)は前期に多額の追加費用の発生があった船舶海洋事業が改善する見込みです。インフラ投資が増えている北米やアジアで鉄道車両の受注も増えそうです。株価は4/27(木)の決算発表後上昇してきましたが、足元は押し目を形成しているようです。

ソニー(6758)は18/3期に営業利益5,000円を目標に「結果を出す年」としています。同社の営業利益は98/3期の5,257億円が過去最高で、それにどこまで迫るか、市場の関心を集めそうです。画像センサやゲームなど、期待されている分野で利益拡大を見込んでいます。足元の株価は急上昇後の反動局面になっているようです。ただ、2015/5に付けた3,970円が節目になってきただけに、そこを超えてきたことは、株価が新しい局面に入る可能性を示唆しています。

この他、アルプス電気(6770)は、大幅なモデルチェンジを控えているアップル向けの部品が回復しそうで、18/3期の営業利益は3年ぶりの過去最高となりそうです。また、ミネベアミツミ(6479)もゲーム・スマホ関連が伸びそうで、電子部品は概して好調な業績が期待できそうです。

図1:カシオ計算機(6952)・日足チャート

図2:UACJ(5741)・日足チャート

図3:ソニー(6758)・日足チャート

  • ※図1〜図3は当社チャートツールを用いてSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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