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福の神レポート〜高値期日の暗雲、いち早く抜けるのが想定される銘柄は?〜

2014/5/30

いま保有している信用建玉をどうする? 当社信用残高トップ100銘柄の状況は?

今回の「福の神レポート」では「信用取引」について解説いたしますが、主に以下2つのシチュエーションを想定して記載しております。

2013年末高値近辺に購入した建玉をまだ保有している投資家

保有建玉の決済方法の参考にしてください。
基本的な考え方としては、高値期日が1ヶ月以上先の銘柄については、早めの処分売り、値動きの良い銘柄への乗り換えが良いと思われます。

戻り相場で、新規投資を検討している投資家

「期日明け」の需給改善を期待できそうな銘柄をご紹介。

日経平均株価が昨年大納会(2013年12月30日)に高値16,320.22円を取引時間中に付けてから、約5ヶ月経ちました。個別銘柄ベースでも、その前後に高値をつけた銘柄は少なくない状況です。制度信用の返済期限は6ヶ月なので、高値近辺で信用買いした投資家の高値期日が到来するのが、6月下旬になります。もちろん、東京株式市場の最大の売買主体は外国人投資家ではあり、株式需給に占める信用取引の度合いは低下していますが、6ヶ月間の期日サイクルが、株価変動にある程度影響することは否めないところです。

図表1は、左軸に日経平均株価、右軸に信用買い残(東証・名証合計)を設定した、昨年の高値近辺2013年5月24日から2014年5月16日までの週足チャートです。

例えば、2013年の信用買い残のピークは、5月末の3兆1,719億円(1)です。これが6ヶ月目の11月入りとともに、短期間で4,000億円近く減少し2013年11月下旬には2兆7,084億円(2)でボトムをつけています。その後、日経平均株価は年末に掛けて大幅高となり、5月23日の高値を越えて大納会で高値を付けています。

直近の買い残のピークは、1月ピークの3兆5,224億円(3)に対して、5月16日申込み現在で2兆9,665億円(4)となっており、ピークから約5,500億円の減少となっています。

図表1:日経平均株価と信用残高(東証名証合計)週足チャート
日経平均株価と信用残高(東証名証合計)週足チャート

(Bloomberg データより投資調査部作成)

しばらくは期日売りに上値を抑えられる可能性がありますが、株式市場の期待が「日銀の更なる追加緩和」から、「法人税減税などの成長戦略」に移りつつあり、昨年大納会以降、青丸印の2014年3月7日、4月3日と2回跳ね返されてきた長期トレンドの75日移動平均線を赤丸印の5月26日に突破し、戻り相場に入りそうな状況です。

図表2:日経平均日足ローソク足チャートと75日移動平均線
図表2:日経平均日足ローソク足チャートと75日移動平均線

(当社HPより投資調査部作成) 

信用取引に特有な「期日売り」「期日明け」「期日向かい」って何?

制度信用取引には、返済期日があります。

制度信用取引の場合は、買いから入った場合は売りを、売りから入った場合は買い戻しをして、6ヶ月以内に返済をしなければなりません。無期限信用(一般信用)取引の返済期限は原則無期限なので、期日を意識せず取引できますが、長期間建玉を維持すれば、金利負担が増すことになります。

図表3:信用取引の返済期限の概念図
信用取引の返済期限の概念図

制度信用取引に6ヶ月の期日があることにより、株式の需給に大きな影響を与えることになります。一般的に株価が高値を付ける近辺で、信用残高も膨らむ傾向にあります。また、信用期日の前営業日までに、信用買いの場合は売り決済または現引を、信用売りの場合は買い決済または現渡しをする必要があります。

返済期日の前営業日までに返済されない場合、返済期日の寄付で反対売買による返済が行われます。市場での取引が上場廃止などの理由で翌営業日以降行われず、反対売買による決済が成立しなかった際は、現引などによる決済がされることになります。

株価は、「上にも」「下にも」行き過ぎるものです。

本来的な価値よりも上昇局面では行き過ぎ、割高な水準まで買われることが多いです。また、逆に下落局面においても行き過ぎてしまい、割安な水準まで売り込まれることになります。信用取引の期限が6ヶ月であることから、割高な水準から、割安な水準まで株価が大きく振らされることがあれば、大きな投資のチャンスになります。

高値期日の暗雲、いち早く抜けるのはこの銘柄?

2014年5月23日現在の当社の信用残高上位100銘柄のうち、直近6ヶ月以内の高値が、2013年12月15日以前の23銘柄については、高値日付から6ヶ月を既に超えたか、25日以内に迎える銘柄で、いま最も「期日売り」の多い銘柄だと思われます。
しかしながら、もうまもなく高値からの「期日明け」となります。高値から安値までの下落幅に対して、5月26日終値までの戻り率の低い順に10銘柄選んでいます。「期日向かい」の候補銘柄として注目されそうです。
株価の変動は信用取引の需給だけで決まるものではありませんが、需給の改善が期待される銘柄として、ご参考にしてください。

図表4:「期日向かい」候補銘柄一覧

コード

銘柄名

高値日付

安値日付

戻り率

取引

2432

2013/12/10

2014/5/21

6%

現買 信買

3632

2013/12/11

2014/5/21

6%

現買 信買

8136

2013/12/6

2014/5/22

15%

現買 信買

6727

2013/12/2

2014/5/22

15%

現買 信買

2489

2013/12/10

2014/5/21

16%

現買 信買

9501

2013/12/2

2014/3/24

19%

現買 信買

6460

2013/12/2

2014/5/19

20%

現買 信買

5201

2013/11/28

2014/2/10

22%

現買 信買

4502

2013/12/10

2014/4/8

25%

現買 信買

7267

2013/11/25

2014/4/28

25%

現買 信買

(Bloombergデータより投資調査部作成)

銘柄選定の根拠(基準や前提)

・ 図表3:2014年5月23日現在の当社信用買い残高上位100銘柄

・ 図表4:2014年5月23日現在の当社信用買い残高上位100銘柄のうち直近6ヶ月間の高値が2013年12月15日以前のうち高値から安値までの下落幅に対して、安値から5月26日終値の戻り率が小さい順に10銘柄選択

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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