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新興市場を担う"強い銘柄"をピックアップ

2020/8/26
投資情報部 鈴木 英之

東京株式市場は総じて堅調な値動きで、日経平均株価は半年ぶりの高値水準を回復してきました。ただ、東証1部市場は例年、8月後半に商いが細る傾向にあり、本年も同市場の売買代金は8/17(月)以降に縮小傾向になりました。そうした中、値動きの軽い新興銘柄は逆に、投資マネーを呼び込んでおり、東証マザーズ指数は本年高値を更新し、日経ジャスダック平均は日経平均株価同様、約半年振りの高値水準を回復してきました。

今後はどうなるのでしょうか。引き続き、新型コロナウイルスは日本経済に不透明感を与えていますが、重症者や死亡者があまり増えないことに加え、新規感染者もピークアウトの兆しをみせ、株式市場は徐々にではありますが、「アフター・コロナ」の世の中を見据え始めているように思えます。今回の「新興株ウィークリー」では、正常化が期待される新興株式市場において、主役の一角を狙えそうな、成長継続中の企業をピックアップしてみました。

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1マザーズはなぜ強いのか?

冒頭でご説明したように、東証マザーズ指数は2020年の高値を更新する動きになっています。図1に示されたように、同指数は3月から6月にかけて上昇した後、保ち合いに転じる場面がありましたが、その後は上昇に転じました。足元の安値が7月末というタイミングに重なったこともあり、8月はおおむね上昇相場になり、8/24(月)に付けた本年高値の、7月末からの値上がり率は約20%に達しています。

日経平均株価や日経ジャスダック平均も堅調ですが本年高値回復には至っていないため、東証マザーズ指数は国内主要株価指数の中で相対的に強い存在と言えます。では、なぜ東証マザーズ指数は相対的に強いのでしょうか。東証1部市場は例年、8月後半に商いが細る傾向にあり、本年も同市場の売買代金は8/17(月)以降に縮小傾向になりました。そうした中、値動きの軽い新興銘柄は逆に、投資マネーを呼び込んでおり、東証マザーズ市場の強さにつながっていると考えられます。

また、新興銘柄への投資については、決算発表や業績予想の修正を経て、株価が大きく動くことがあります。特に、業績面で悪い情報が出た場合、ストップ安になったり、短期間で数十%も下がったりします。新興市場はもともと、流動性に乏しい銘柄が多いだけに、売りたくても売れない状況に追い込まれることもしばしばあります。このため、決算発表自体が大きなリスクであり、そのシーズンが終わったことで、投資しやすくなった面もありそうです。

ただ、これらの理由は、他の中小型株、特にジャスダック市場も同様であり、東証マザーズ市場固有の要因ではないと思われます。また、東証1部市場の銘柄についても、程度の差はありますが同様のリスクは残ります。

「最大」とは言い切れませんが、大きな要因は市場構造の変化に求められそうです。以前は時価総額ウェイトの大きいミクシィ(2121)やアンジェス(4563)が、業績を予想しにくく、株価も低迷気味だったことが、指数の上昇を抑える要因になっていました。しかし、ミクシィの東証1部昇格(6/23)やアンジェスの時価総額ウェイト低下を経て、東証マザーズ市場は情報通信セクターの存在感が目立つ市場に変わりました。8/26(水)現在、東証マザーズ市場の時価総額ランキング上位10社のうち、情報通信セクターの銘柄が8銘柄を占めています。

情報通信セクターは、新型コロナウイルスの感染拡大が続く現在においても、むしろ成長を続けている銘柄が数多く存在しているように見受けられます。時価総額トップのメルカリ(4385)の2020/4〜6期が9.8億円の営業黒字になったことや、第3位のラクス(3923)の同四半期が前年同期比78%増の営業増益になるなど、業績好調な銘柄が多いとの印象もあります。2020/4〜6期決算発表はそうした傾向をあぶり出す機会になったと考えられます。

図1 8月に本年高値更新の動きとなった東証マザーズ指数

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

2成長継続の「強い新興銘柄」を探る

今後はどうなるのでしょうか。引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、日本経済に不透明感を与えていますが、重症者や死亡者があまり増えないことに加え、新規感染者もピークアウトの兆しをみせ、株式市場は徐々にではありますが、「アフター・コロナ」の世の中を見据え始めているように思えます。

そうした中、今回の「新興株ウィークリー」では、正常化が期待される新興株式市場において、主役の一角を狙えそうな、以下の条件を満たす成長継続中の企業の一例をピックアップしてみました。

(1)ジャスダック市場または東証マザーズ市場に上場する銘柄であること。

(2)直近の2020/4〜6期の決算発表を終えた3、6、9、12月決算銘柄であること。

(3)2020/4〜6期の営業利益が前年同期比増益の銘柄であること。

(4)前期まで過去3年間、営業増益を継続してきた銘柄であること。

(5)今期、会社予想営業利益が増益見通しの銘柄であること。

表1の銘柄は上記の全条件を満たす銘柄について、(4)の分析に使った期間、すなわち、前期営業利益とその3年前である現在から4期前の営業利益を比較し、何%増えたのかを計算し、その数字が高い順に並べたものです。言い方を変えれば、中期的な利益成長率が高い銘柄ということができます。なお、上記の条件を満たす銘柄をすべてご紹介できていないため、あくまでも成長継続企業の「例」として、表1の銘柄をあげています。

新興株式市場の主役の一角を狙うのであれば、景気の変動で増減益を繰り返すようでは、何かが欠けていると考えてもよいかもしれません。ここにご紹介した企業は、中期的に成長を継続してきたのみならず、多くの企業がコロナ禍で業績悪化に苦しんだ2020/4〜6期を営業増益(前年同期比)で通過しています。さらにこのような環境下であっても、業績予想を公表している企業であり、「強い新興銘柄」として高い評価を与えてもよい銘柄であると「新興株ウィークリー」では考えています。

表1 新興市場の主役の一角を担えそうな成長継続企業(例)

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄 株価
8/26
3期累計
営業増益率
今期予想
営業増益率
2020/4〜6期
営業増益率
4427 4427 4427 4427 Edulab 6,780 +336.4% +23.1% +29.6%
4931 4931 4931 4931 新日本製薬 2,410 +237.1% +10.0% +27.0%
4389 4389 4389 4389 プロパティデータバンク 2,008 +125.5% +16.4% +1237.5%
4644 4644 4644 4644 イマジニア 1,200 +87.0% +6.6% +507.5%
6777 6777 6777 6777 santec 1,928 +47.4% +17.5% +131.0%
2782 2782 2782 2782 セリア 4,685 +16.0% +5.1% +28.2%
  • ※各社公表データをもとにSBI証券が作成。新日本製薬(4931)のみ、4期前の開示に営業利益がないため、3期累計営業増益率の計算に経常利益を使用しています。なお、業績データはレポート作成時のものであり、今後変更される可能性もあります。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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