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出世株を探せ!新興株ウィークリー〜好チャートのリバウンド狙い銘柄は?!

2020/3/25
投資情報部 長谷川 稔

新型コロナウイルスの感染地域が、アジア→欧州→米国と急速に広がりつつあります。3/24(火)には、とうとう東京五輪開催の1年程度の延期が決まりました。五輪に出場するために厳しい練習を続けてきたアスリート達には、気の毒という言葉しか思いつきません。1日も早く感染が収束し、延期された五輪が無事来年に開催されることを願います。

さて世界の株式市場は米国を中心に波乱の展開となっています。日本市場では3/19(木)に日経平均株価が一時16,358円まで下落し、3年4ヵ月ぶりの安値を付けました。しかし週明けの日経平均株価は3/23(月)〜3/25(水)に大幅続伸となりました。

日本市場は、米国に先行して株価が下げていたうえ、日経平均株価のPBRが一時、リーマンショック時の0.81倍程度まで低下したことに加え、日本での感染者が低位で抑えられて、なおかつ死亡者も諸外国に比べ低水準であることなどが評価されたのではないでしょうか。

もちろん、今後の経済指標や企業の業績予想では、これまであまり経験したことがないような、景気の悪化が予想されるため注意を要しますが、日経平均株価はとりあえず、底入れ完了となった可能性が高いのではないかと思います。

今回の「新興株ウィークリー」では、久々にテクニカル面に着目してみました。チャート形状で「これから上昇?」と診断された銘柄群の中から、相対的に業績面での不安が少ないと思われる銘柄を抽出してみることにしました。皆さまの投資のご参考になれば幸いです。

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1好チャートのリバウンド狙い銘柄は?!

それでは早速銘柄をピックアップしてみましょう。今回は、新興市場銘柄も底値圏に到達したとの前提で、リバウンド候補銘柄を抽出してみます。当社Webサイトの「チャート形状銘柄検索」を使って、「これから上昇?」の形状に分類された銘柄群を選択します。さらに2つの条件を加えて、以下の3つの条件で銘柄を絞り込んでみました。

3つの条件とは以下のとおりです

(1)「チャート形状銘柄検索」において、「これから上昇?」に分類されていること
(2)マザーズまたはJASDAQの上場銘柄で、時価総額が50億円以上であること
(3)直近までの四半期決算で、年度の会社予想経常利益の進捗率が標準以上であること(1Qなら25%、2Qなら50%、3Qなら75%)

(3)の条件については、「新興株ウィークリー」では、よく銘柄の絞り込みに使うものです。ただし、今回の場合は、1-3月期の経済環境が急速に悪化したうえ、4-6月期以降にも不透明要素が多いため、信頼性が高いデータでないことには注意を要します。したがって個別銘柄の業態や業務内容を吟味する必要があります。

これらの条件をすべて満たすのが下の表1の銘柄群となりました。なお、掲載はコード番号順としました。

表1 好チャートのリバウンド狙い銘柄はコチラ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(円)
3月24日
PER
(倍)
PBR
(倍)
2702 2702 2702 2702 日本マクドナルドホールディングス 4,935 36.1 4.12
3065 3065 3065 3065 ライフフーズ 1,480 84.0 1.10
3426 3426 3426 3426 アトムリビンテック 1,305 11.3 0.58
4347 4347 4347 4347 ブロードメディア 78 17.9 2.61
4629 4629 4629 4629 大伸化学 1,199 5.4 0.45
4769 4769 4769 4769 インフォメーションクリエーティブ 652 12.5 1.03
4816 4816 4816 4816 東映アニメーション 4,470 17.1 2.72
4837 4837 4837 4837 シダックス 329 - 6.10
6324 6324 6324 6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ 4,330 - 4.00
8147 8147 8147 8147 トミタ 983 9.1 0.63
8704 8704 8704 8704 トレイダーズホールディングス 75 7.1 3.33
9641 9641 9641 9641 サコス 295 13.7 1.25
9906 9906 9906 9906 藤井産業 1,408 7.0 0.51
  • ※各社資料等をもとにSBI証券が作成。なお、シダックス(4837)およびハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)は通期経常損益が赤字予想であるのに対し、3Qまでの累計経常利益が黒字であり、ここでは上記(3)の条件を満たしているとしています。

2抽出銘柄のポイント

それでは表1で抽出された銘柄群のうち数銘柄について、チャートとポイントを簡単にご紹介します。

日本マクドナルドホールディングス(2702);国内最大のハンバーガーチェーンで、全国におよそ2,900店舗を有しています。限定商品の投入や顧客参加型販促活動、「夜マック」など新サービスの開始により、客数、客単価とも増勢基調で、既存店売上高のプラス成長が続いています。懸念された2月の既存店売上高は14.7%増と大幅に伸長しました。持ち帰り需要の増加や、学生・生徒たちの集う場所としての面がプラスに出た模様です。また同社は株主優待の面で人気が高い銘柄の1つになっています。100株以上の株主に対し、バーガー類、サイドメニュー、飲み物の3種類の商品がもらえる無料引換券がそれぞれ6枚ずつで1冊になった優待食事券が配布(6月末と12月末の株主に対してそれぞれ)されます。

東映アニメーション(4816);2000年にJASDAQ市場に上場しています。東映(9605)系のアニメ制作会社で、TVアニメに強みを持っています。「ドラゴンボール」、「ワンピース」、「セーラームーン」、「ゲゲゲの鬼太郎」などのヒット作を生み出しています。これらヒット作の版権をキャラクター商品やアプリゲームなどへの応用、海外展開などで幅広い収益源を有しています。内外の版権ビジネスが好調で、業績は順調です。3Qまでの累計経常利益は年度予想利益の83%を達成しています。巣籠り消費時代にマッチする銘柄と見ることも可能ではないでしょうか。

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324);精密制御減速装置等に強みを持つ機械メーカーです。小型軽量で高精度な製品が評価されており、製品は工作機械、産業用ロボット、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ製造装置、航空宇宙関連など幅広い分野で使われています。日本のほかドイツ、米国、中国などに生産拠点を持っています。今期は世界的に需要業界の設備投資抑制の影響を受け、3Qまでの業績は大幅に悪化しています。ただし減価償却減などのコスト削減で、3Qまでの累計経常利益は10.5億円の黒字となっています(会社側は13億円の経常赤字予想)。景気敏感銘柄ですが、現在のようなセンチメントが悪い時に仕込むのも一法かもしれません。

サコス(9641);西尾レントオール(9699)の子会社です。3大都市圏を中心に建機のレンタル事業がメインです。技術力、開発力に強みを持っており、提案型の営業が可能となっています。新規事業としてキャンピングカーなどの特色を持たせた、レンタカー事業も行っています。五輪期間の工事規制が懸念されていましたが、開催が1年程度の延期となったことは来期の業績にはプラスです。今後は景気対策としての財政出動による公共工事向け需要の増加も期待できるのではないでしょうか。9月決算ですが、1Qで年間予想経常利益の45%を達成しています。

藤井産業(9906);1883年に鍛冶屋として創業した古い歴史を持っています。第二次大戦後、金物関係の流通、コンクリートの打設、電設資材の卸業など幅広い事業に進出しています。現在の主力事業は電設資材卸売り、工場やオフィスの産業機器・部材の卸売り・施工、再生可能エネルギーの施工、土木建設機械の販売・整備などです。北関東に強い地盤を有しており、業績は安定しています。今期は電設資材の販売が好調で、3Qまでに会社予想経常利益の93%を達成しています。来期以降は5G関連の受注に期待が持てそうです。

図1 日本マクドナルドホールディングス(2702)・日足

図2 東映アニメーション(4816)・日足

図3 ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)・日足

図4 サコス(9641)・日足

図5 藤井産業(9906)・日足

  • ※図1から図5は、当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

2【新興市場Now】マザーズ、JASDAQとも反発に転じる

東証マザーズ指数の3/24(火)終値は605.35と、3/17(火)終値に対して2.0%の反発となりました。JASDAQ平均も2.1%の反発となりました。ただし同じ期間の日経平均株価は6.4%の大幅反発だったので、マザーズ指数、JASDAQ平均は、ともに日経平均株価に対し劣位に推移しました。新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に広まったことから、世界的に株価は大幅下落となりましたが、日経平均株価は3/23(月)に反発すると3/24(火)には大幅に続伸しました。日経平均株価のPBRがリーマンショック時の0.81倍程度まで低下したことに加え、日本での感染者が低位で抑えられており、死亡者数も諸外国に比べ低水準であることなどが背景にあるのではないでしょうか。

マザーズ市場の時価総額上位では、フリー(4478)ラクス(3923)ミクシィ(2121)のなど、前回大きく売られた銘柄の急反発が目立ちました。この他ではティーケーピー(3479)が、他の不動産関連銘柄と同様に一時大幅に下落しましたが、3/23(月)、3/24(火)で急速に値を戻しました。

JASDAQ市場の主力銘柄では、ユニバーサルエンターテインメント(6425)が、新型コロナウイルスによりパチンコ・パチスロ業界に悪影響が懸念されるほか、同社の運営するフィリピンのカジノの営業停止を嫌気され、続落となりました。ただし、それ以外の主力銘柄は、日本マクドナルドホールディングス(2702)をはじめ堅調に推移しました。

※東証マザーズ指数について:東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型(浮動株調整後)の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄の影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに2月末のマザーズ市場の時価総額に占める構成比は、メルカリ(4385)が8.1%、そーせいグループ(4565)が5.4%、フリー(4478)が3.7%、ミクシィ(2121)が3.4%、マネーフォワード(3994)が3.2%などとなっています。

図6:東証マザーズ指数(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_200325_11.gif

図7:JASDAQ平均(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_200325_12.gif
  • ※図6、図7ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表2:主要株式指標の騰落率(3/17〜3/24)

指数 終値(3/24) 騰落率
日経平均株価 18,092.35 6.4%
東証マザーズ指数 605.35 2.0%
JASDAQ平均株価 2,887.05 2.1%

表3:主要新興市場銘柄の騰落率(3/17〜3/24)

コード 銘柄 終値(3/24) 騰落率
マザーズ市場の時価総額上位銘柄
4385 メルカリ 1,927 -1.0%
4478 フリー 3,275 17.0%
3923 ラクス 1,659 22.8%
2121 ミクシィ 1,659 8.2%
4565 そーせいグループ 1,226 -3.8%
JASDAQ市場の時価総額上位銘柄
2702 日本マクドナルドホールディングス 4,935 3.8%
7564 ワークマン 5,870 1.6%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ 4,330 5.7%
6425 ユニバーサルエンターテインメント 1,710 -6.1%
2782 セリア 2,949 6.5%
直近上場銘柄・市場で話題の銘柄
3967 エルテス 1,246 -1.8%
3479 ティーケーピー 1,402 -2.1%
6027 弁護士ドットコム 4,410 13.7%
4592 サンバイオ 1,134 -10.1%
4488 AI inside 16,400 0.3%
  • ※表2・表3はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は3/17(火)と3/24(火)終値の比較による。時価総額は2月末基準。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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