SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-30 00:30:24

マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  20万円以下で買える割安銘柄を抽出?!

20万円以下で買える割安銘柄を抽出?!

2019/12/4
投資情報部 長谷川 稔

いよいよ師走相場に突入です。平均年齢がやや高めの筆者の属する部署では、「掉尾の一振(とうびのいっしん)」なる相場格言が、令和になった現在、どれだけ通用するのか?レポートに使って、読者はピンとくるのか?といった話題が持ち上がりました。辞書を引いてみると、「掉尾」とは「正式な読みはちょうび、とうびは慣用読みで、尾を振る意味。物事が最後になって勢いの盛んになること。」と出ています。

年末の相場が高くなることのアノマリー(経験則)なのですが、気になって調べてみました。過去20年、12月の日経平均株価の平均騰落率は+1.8%であり、確かに「12月は強い」という経験則にはなっています。

さて今週の「新興株ウィークリー」は、ボーナスシーズンということもあって、手軽な投資金額(20万円以下)で買える、有望と思える新興銘柄をスクリーニングしてみました。増益確度が高いと考えられるうえに、バリュエーションが低位にある銘柄群です。皆様の投資のご参考になれば幸いです。

信用取引口座開設

120万円以下で買える新興市場の低バリュエーション銘柄を抽出?!

それでは早速銘柄を抽出してみたいと思います。抽出条件は下記の通りです。

(1)マザーズ市場、あるいはJASDAQ市場に上場している銘柄であること
(2)20万円以下で単位株を取得でき、なおかつ時価総額が50億円以上であること
(3)PERが15倍以下かつPBRが2.5倍以下であること
(4)ROEが10%以上であること
(5)今期の会社予想経常利益が増益であること
(6)直近四半期決算で年度予想経常利益に対する進捗率が標準以上であること(1Qなら25%、2Qなら50%など。四半期決算がない場合は前年度の着地が会社予想を上回ったこと)

これらの条件を満たす銘柄群が下の表1です。コード番号順に掲載しています。

表1 20万円以下で買える新興市場の低バリュエーション銘柄はコレ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(円)
12月4日
予想
PER
実績
PBR
3020 3020 3020 3020 アプライド 1,938 5.7 0.83
4754 4754 4754 4754 トスネット 1,454 10.6 1.22
6255 6255 6255 6255 エヌ・ピー・シー 379 11.6 1.28
6629 6629 6629 6629 テクノホライゾンHLDG 819 12.3 1.77
7638 7638 7638 7638 NEW ART HLDG 845 7.8 1.84
7813 7813 7813 7813 プラッツ 1,362 12.7 2.09
8893 8893 8893 8893 新日本建物 427 6.4 1.60
9964 9964 9964 9964 アイ・テック 1,781 5.7 0.61
  • ※Bloomberg、当社WEBサイトをもとにSBI証券が作成。この表は客観的データの提供を目的に作成したもので、掲載銘柄の推奨を意図したものではありませんので、ご注意ください。

2抽出銘柄のポイント

それでは表1で抽出された銘柄群のうち数銘柄について、チャートとポイントを簡単にご紹介したいと思います。

アプライド(3020); 九州を地盤とし、西日本を中心に展開するパソコン小売店「アプライド」を運営しています。小売りだけにとどまらず、大学や官公庁向けのソリューション事業も行っています。パソコン以外では、化粧品や雑貨などの専門店「ハウズ」の出店や、福岡市でのタウン誌発行も行っています。Windows 7の延長サポート終了によるPCの買い替え需要が追い風となっており業績は好調です。今後も公立小中学校でのPC1人1台化などで注目されます。

テクノホライゾン・ホールディングス(6629); 2010年にそれぞれJASDAQ市場に上場していたエルモ社とタイテックが経営統合した会社です。光学事業と電子事業が両輪です。光学事業は書画カメラ(実物投影機)、多目的フィールドカメラ、レンズユニット等のニッチ分野において多彩な映像関連商品を手がけています。電子事業はロボット制御や高速画像インターフェースを得意とする各種FA関連機器、ドライブレコーダー、決済端末機器ならびに各種医療関連機器の開発・製販を行っています。書画カメラや教室用の電子黒板が好調で、増益予想かつ大幅増配が予想されています。自社株を36%も保有している点にも注目です。

プラッツ(7813); 介護用ベッドの製造・販売会社です。生産は主としてベトナム工場で行っています。高額な介護用ベッド市場に、低価格と顧客ニーズを取り入れた商品開発を武器としてシェアを拡大しています。高齢者人口の増加、介護保険の導入などで需要が拡大しているうえ、介護用ベッドの機能拡大により製品の付加価値上昇が進んでいます。販路としては国内のみならず、中国を中心に海外市場にも展開しています。新商品の好調で今期の業績も堅調と見られ、会社側は大幅増配を計画しています。

新日本建物(8893); 首都圏を主体にマンション、戸建て、用地販売の流動化事業を行っています。近年は投資家向けの流動化事業が好調です。ビジネスホテルや、商業ビル、資産運用型マンションなどに事業領域を拡大しているのが奏功し、業績は順調です。今期はマンション販売の供給戸数増加に加えホテルなどの大型案件の引渡しから、会社側は36%増収、10.9%経常増益を計画しています。配当金は配当性向30%以上を目途としており、10円(18/3期)→18円/株(19/3期)→20円(20/3期予想)と連続増配の計画です。

アイ・テック(9964); 大正12年に創業している老舗です。関東・東海・東北地方を地盤とする鉄鋼商社ですが、鋼材の卸売りだけではなく、合成床板、パイプの製造や、鋼材の加工、鉄骨工事の請負までも手がけています。JFEの鋼材の取り扱いが主力です。今期は鋼材販売はやや低調ですが、鉄骨工事の好調で、中間決算時点で増額修正を行っています。同社と東京大学が共同開発した、新しい鉄骨や梁の接合方法(ウェブクランプ工法)は、従来の溶接工法に比べ合理化・省力化が可能となり、将来的に注目されます。

図1:アプライド(3020)・日足

図2:テクノホライゾン・ホールディングス(6629)・日足

図3:プラッツ(7813)・日足

図4:新日本建物(8893)・日足

図5:アイ・テック(9964)・日足

  • ※図1から図5は、当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

2【新興市場Now】マザーズ指数は小幅続伸、JASDAQは年初来高値を更新中

東証マザーズ指数の12/3(火)終値は915.32と、11/26(火)終値905.19から1.1%の続伸となりました。JASDAQ平均も1.5%の続伸で引き続き年初来高値を更新しました。日経平均は横ばいでしたから、マザーズ指数、JASDAQ平均ともに日経平均に対して、優位な値動きとなりました。このところ新興株市場の好調が目立っています。

マザーズ市場の時価総額の大きい銘柄では、前回大幅反発となったメルカリ(4385)が反落したほか、ティーケーピー(3479)も下落しました。一方、サンバイオ(4592)ラクス(3923)などは上昇と、まちまちな値動きとなりました。その他の銘柄では前回上昇したヘリオス(4593)弁護士ドットコム(6027)など前回値上がりした銘柄が反落しました。減損実施による下方修正および決算発表の延期から下落していたMTG(7806)は下げ止まりました。

JASDAQ市場の時価総額が大きい銘柄では11月度月次売上が引き続き好調だったワークマン(7564)が大幅続伸となりました。ちなみにJASDAQ市場では日本マクドナルドホールディングス(2702)が時価総額1位の座を長らく保っていましたが、株価上昇により11月末時点でワークマンが首位となりました。一方、11/12(火)に下方修正を行って下落基調が続いていたハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)は、反発しました。

※東証マザーズ指数について:東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型(浮動株調整後)の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄の影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに11月末のマザーズ市場の時価総額に占めるそーせいグループ(4565)が6.5%、メルカリ(4385)が6.4%、サンバイオ(4592)が4.8%、ミクシィ(2121)が3.6%などとなっています。

図6:東証マザーズ指数(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_191204_11.gif

図7:JASDAQ平均(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_191204_12.gif
  • ※図6、図7ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表2:主要株式指標の騰落率(11/26〜12/3)

指数 終値(12/3) 騰落率
日経平均株価 23,379.81 0.0%
東証マザーズ指数 915.32 1.1%
JASDAQ平均株価 3,689.81 1.5%

表3:主要新興市場銘柄の騰落率(11/26〜12/3)

コード 銘柄 終値(12/3) 騰落率
マザーズ市場の時価総額上位銘柄
4385 メルカリ 2,325 -5.4%
4592 サンバイオ 4,470 3.0%
3923 ラクス 2,096 3.7%
3479 ティーケーピー 4,640 -4.4%
4565 そーせいグループ 2,308 1.9%
JASDAQ市場の時価総額上位銘柄
7564 ワークマン 9,530 9.9%
2702 日本マクドナルドホールディングス 5,430 -0.9%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ 4,895 5.2%
6425 ユニバーサルエンターテインメント 3,905 0.5%
2782 セリア 2,855 -2.7%
直近上場銘柄・市場で話題の銘柄
3967 エルテス 1,907 3.4%
4593 ヘリオス 1,442 -1.8%
6027 弁護士ドットコム 5,940 -3.1%
4384 ラクスル 3,530 -4.2%
7806 MTG 827 1.5%
  • ※表2・表3はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は11/26(火)と12/3(火)終値の比較による。時価総額は11月末基準。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

信用取引を行うには、信用取引口座の開設が必要になります。WEBサイト上でのお手続きだけで「最短翌日」口座開設完了!


免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
新しいウィンドウで開きます。重要な開示事項(利益相反関係等)について
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.