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10〜12月期決算を踏まえ上方修正が期待できそうな銘柄は!?

2019/2/20
投資情報部 長谷川 稔

上場企業の2018年10〜12月期決算発表が先週で終了しました。世界景気がピークアウトの様相を強める中、米中通商問題や英国のEU離脱(Brexit)など不透明要因が増え、日本企業の業績は踊り場を迎えつつあります。上場企業の2019年3月期決算は増益予想から一転して、3期ぶりに減益になる可能性が指摘されます。

そこで、今回の「新興株ウィークリー」では、2018年10〜12月期決算発表で「好決算」が発表され、市場の期待も高まっているとみられる銘柄を抽出すべく、スクリーニングを行ってみることにしました。全体的な企業業績は明らかに減速感が強まっており、「好決算」と評価できる銘柄は多くないため、それらの銘柄には希少価値があると考えられます。皆様の投資のご参考になれば幸いです。

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1今後の上方修正が期待できそうな銘柄は!?

3月期決算銘柄の第3四半期決算の発表が出揃いました。業績予想については、上方修正より下方修正が目立つなど企業業績は踊り場を迎えつつあるように感じます。また、決算シーズンを通して株価の企業業績への感応度が非常に高まっているとの印象を受けました。そこで冒頭でもご紹介した通り、今週の「新興株ウィークリー」では、第3四半期決算発表が終ったばかりの3月期決算銘柄にスポットを当て、好決算銘柄をピックアップしてみることにしました。

それでは早速、好業績の3月期決算銘柄について、スクリーニングを行ってみたいと思います。条件は以下の7点です。

(1)東証マザーズまたはJASDAQの上場銘柄であること
(2)3月期決算銘柄であること
(3)第3四半期までの経常利益の進捗率が、通期の会社予想経常利益に対し75%以上の銘柄であること
(4)第3四半期累計の経常増益率が、通期(2019年3月期)会社予想経常増益率を上回っていること
(5)通期の会社予想経常利益が15%以上の増益見通しであること
(6)第2四半期決算発表後に上方修正あるいは下方修正を行っていないこと
(7)ROEが15%以上あること

上記の全条件を満たした銘柄を、コード番号順に並べたものが表1の8銘柄となります。これらの銘柄は、第3四半期までの業績が好調で、今後の上方修正期待が大きく、好業績が今後の株式市場で評価される可能性のある銘柄ではないかと思われます。また、決算発表前で持ち高を落としていた投資家が再度、これらの銘柄で買いポジションを増やしてくる可能性も十分あると考えられます。特に、全般的な株価下落でツレ安した場合には、投資の好機となる可能性もありそうです。

表1:今後の上方修正が期待できそうな銘柄はコレ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(円)
2月19日
今期予想
経常増益率
第3四半期
までの増益率
第3四半期
の進捗率
現買信買 チャート 追加 3150 グリムス 1,972 22.7 33.2 87.0
現買信買 チャート 追加 3641 パピレス 2,412 40.5 66.7 94.6
現買信買 チャート 追加 6045 レントラックス 765 19.4 24.4 75.8
現買信買 チャート 追加 6086 シンメンテホールディングス 2,066 50.4 94.7 113.1
現買信買 チャート 追加 6556 ウェルビー 1,655 23.8 51.4 92.2
現買信買 チャート 追加 6565 ABホテル 1,994 18.7 23.3 81.5
現買信買 チャート 追加 6579 ログリー 4,315 31.4 117.5 93.2
現買信買 チャート 追加 7748 ホロン 1,919 487.7 黒字転換 78.3
  • ※弊社スクリーニングシステムおよび会社発表資料等をもとにSBI証券が作成

2抽出銘柄の投資ポイント

ここでは、表1で抽出した銘柄の一部について、事業内容や業績動向等に関し簡単にコメントしてみます。

パピレス(3641)は、1995年に富士通(6702)の社外ベンチャーとして設立され、2010年にJASDAQに上場しています。電子書籍配信のさきがけとなった会社で、「電子書店パピレス」、「Renta!」などを運営しています。台湾や米国にも進出しています。紙の出版市場が縮小する中、電子書籍の市場は順調に拡大しており、同社にとって追い風となっています。成長市場ゆえ海賊版サイトの出現が問題となっていましたが、業界を挙げての取り組みが成功し、事態は正常化しつつあります。

レントラックス(6045)は、2015年にマザーズに上場したインターネットの成果報酬型広告サービス会社です。主要顧客は従来は金融や自動車買取業などでしたが、近年は不動産、エステ、健康食品、物品販売などの新たな顧客層の開拓が奏功し、業績拡大を牽引しています。日本と同様のサービスをベトナム、タイ、インドネシアなどで開始しています。新たなビジネスとして、中国本土や香港を拠点にして中古建設機械の販売仲介業務(マッチングサイト)にも注力しています。

ウェルビー(6556)は、2017年10月にマザーズに上場した就労希望の障害者への職業訓練・求職活動・職場定着支援を行っている会社です。これまでは首都圏周辺の比重が高くなっていましたが、全国展開を進めており、就労移行支援事業所の「ウェルビー」は、2018年12月末で65事業拠点を有しています。障害者の就労は政府の重要な施策となっているうえ、同社独自の要因として全国展開の進展により、高い成長が期待できそうです。

ABホテル(6565)は、東祥(8920)のホテル事業を展開する子会社で、2017年12月にJASDAQと名証2部に上場しています。愛知県を中心にビジネスホテルを24店(3,160室;2019年3月末予定)運営しています。店舗名の「ABホテル」は、Amenity「快適さ、心地よさ」、Brigth「明るい、輝いている」をコンセプトとして、比較的低価格帯の設定となっています。今後は出店地域を絞らずに、全国の駅前や主要インターチェンジ付近での出店を計画しています。ホテル稼働率の上昇と新規出店の拡大により当面高成長が期待できそうです。

図1:パピレス(3641)・日足

図2:レントラックス(6045)・日足

図3:ウェルビー(6556)・日足

図4:ABホテル(6565)・日足

  • ※図1〜図4はいずれも当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

3【新興市場Now】マザーズ、JASDAQとも指数は小幅上昇

東証マザーズ指数の2/19(火)の終値は883.01と、2/12(火)の終値861.59から2.5%の上昇となりました。時価総額の大きいサンバイオ(4592)の株価は反落しましたが、その他の主力銘柄は、決算発表でとりあえずの悪材料の出尽くしとなったメルカリ(4385)が続伸となりました。またミクシィ(2121)やCYBERDYNE(7779)、そーせいグループ(4565)の株価も堅調でした。

マザーズ市場の個別銘柄では、RPAホールディングス(6572)、ラクスル(4384)の大幅上昇が目立ちました。

JASDAQ市場は、指数こそ1.0%の上昇と小幅反発でしたが、時価総額の大きい日本マクドナルドホールディングス(2702)、ハーモニック・ドライブシステムズ(6324)、ユニバーサルエンターテインメント(6425)などは、いずれも堅調な値動きとなりました。

  • ※東証マザーズ指数について:東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄の影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに1月末のマザーズ市場の時価総額に占める、サンバイオのシェアは10.7%、メルカリが6.1%、ミクシィが5.6%などとなっています。

図5:東証マザーズ指数(日足)

図6:JASDAQ平均(日足)

  • ※図5、図6ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表2:主要株式指標の騰落率(2/12〜2/19)

指数

終値(2/19)

騰落率

日経平均株価

21,302.65

2.1%

東証マザーズ指数

883.01

2.5%

JASDAQ平均株価

3,431.14

1.0%

表3:主要新興市場銘柄の騰落率(2/12〜2/19)

コード

銘柄

終値(2/19)

騰落率

マザーズ市場の時価総額上位銘柄

 

4592

サンバイオ

2,800

-3.6%

4385

メルカリ

2,839

12.4%

2121

ミクシィ

2,738

2.7%

4565

そーせいグループ

1,133

4.7%

7779

CYBERDYNE

725

3.4%

JASDAQ市場の時価総額上位銘柄

 

2702

日本マクドナルドホールディングス

4,995

5.7%

6324

ハーモニック・ドライブ・システムズ

4,145

3.8%

7564

ワークマン

7,400

1.8%

2782

セリア

3,775

3.4%

6425

ユニバーサルエンターテインメント

3,515

5.7%

直近上場銘柄・市場で話題の銘柄

 

3967

エルテス

2,099

4.4%

4593

ヘリオス

1,706

1.9%

6572

RPAホールディングス

3,270

11.4%

4384

ラクスル

3,810

18.1%

6544

ジャパンエレベーターサービスホールディングス

2,004

7.7%

  • ※表2・表3はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は2/12(火)終値と2/19(火)終値の比較による。時価総額は1月末基準。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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