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マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  今後の上方修正期待銘柄を発掘する!?(その1)

今後の上方修正期待銘柄を発掘する!?(その1)

2018/11/7
投資情報部 長谷川 稔

10月に入ってからこれまで好調だったNY株式が下落に転じ、世界的に株式市場が波乱の局面を迎えています。そうした中、東証マザーズ指数は9/27(木)の取引時間中に付けた当面の高値である1,086.54ポイントから、10/30(火)には一時821.32ポイントの安値まで下落(下落率は24.4%)しました。しかし、10月末からは値ごろ感からの買戻しや、米中貿易摩擦の緩和観測などから反発に転じ、マザーズ指数は10/30(火)の安値から11/6(火)には949.27ポイントと下落局面とは逆に15.6%の上昇となり、日経平均の上昇率を上回っています。

こうした中、3月期決算の第2四半期決算の発表が佳境にさしかかってきました。新興市場銘柄の場合、決算発表は東証一部の企業に比べやや遅い傾向があります。これまでのところ、業績予想については、上方修正もあれば下方修正もあるなど企業業績は踊り場を迎えつつあり、株価の企業業績への感応度は非常に高まっているとの印象が強まっています。

そこで、今週および来週の「新興株ウィークリー」では、第2四半期決算発表が終ったばかりの3月決算銘柄にスポットを当てて、好決算銘柄をピックアップしてみることにしました。狙いは第2四半期までの決算が好調で、今後の上方修正が期待できる銘柄の発掘です。これらの銘柄が、株式市場全般の波乱でツレ安している今が逆に投資チャンスになるかもしれません。皆様のご参考になれば幸いです。

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図1:東証マザーズ指数(日足)

図2:JASDAQ平均(日足)

  • ※図1・図2ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表1:主要株式指標の騰落率(10/30〜11/6)

指数

終値(11/6)

騰落率

日経平均株価

22,147.75

3.2%

東証マザーズ指数

949.27

9.1%

JASDAQ平均株価

3,591.59

2.6%

表2:主要新興市場銘柄の騰落率(10/30〜11/6)

コード

銘柄

終値(11/6)

騰落率

マザーズ市場の時価総額上位銘柄

 

4385

メルカリ

3,010

7.5%

7806

MTG

5,750

9.9%

2121

ミクシィ

2,523

5.3%

4592

サンバイオ

6,090

81.3%

3993

PKSHA Technology

9,930

5.5%

JASDAQ市場の時価総額上位銘柄

 

2702

日本マクドナルドホールディングス

4,985

0.8%

6324

ハーモニック・ドライブ・システムズ

3,565

11.6%

7564

ワークマン

7,360

7.4%

2782

セリア

4,655

27.0%

6425

ユニバーサルエンターテインメント

3,640

7.1%

直近上場銘柄・市場で話題の銘柄

 

4382

HEROZ

14,920

3.3%

9270

SOU

6,280

9.2%

6185

ソネット・メディア・ネットワークス

1,805

8.5%

4384

ラクスル

2,873

8.2%

4381

ビープラッツ

6,840

-3.7%

  • ※表1・表2はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は10/30(火)終値と11/6(火)終値の比較による。時価総額は10月末基準。

1【新興市場Now】リバウンドに転じた新興市場

東証マザーズ指数は9/27(木)の取引時間中に付けた当面の高値である1,086.54ポイントから10/30(火)には一時821.32ポイントの安値まで下落(下落率は24.4%)しました。この間の日経平均の下落率を10%程度上回る不振となりました。米国金利の上昇、企業業績への懸念などを背景に米国株が大幅下落となり、日本株はもちろん世界的に株式への警戒感が強まったためです。このような下落局面においては、新興株市場は流動性が乏しいことからボラティリティが高まり、値動きが大きくなる特性があります。

ただし、10月末からは値ごろ感からの買戻しや、米中貿易摩擦の緩和観測などから株価は反発に転じ、日経平均は10/26(金)の一時的な安値20,971円から11/6(火)には22,147円(終値)まで5.6%上昇しました。マザーズ指数は10/30(火)の安値から11/6(火)には949.27ポイントと下落局面とは逆に15.6%の上昇となり、日経平均の上昇率を上回っています。個別銘柄では再生細胞薬の臨床実験進展のニュースでサンバイオ(4592)が急騰した他、そーせいグループ(4565)やティーケーピー(3479)などの上昇が指数の上昇に寄与しました。

※東証マザーズ指数について;東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄メルカリ(4385)やミクシィ(2121)などの影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに9月末のマザーズ市場の時価総額に占めるメルカリのシェアは8.8%、ミクシィのシェアは同4.5%となっています。

2【出世株を探せ!】今後の上方修正期待銘柄はコレ!?(その1)

こうした中、3月期決算の第2四半期決算の発表が佳境にさしかかってきました。これまでのところ、業績予想については、上方修正もあれば下方修正もあるなど企業業績は踊り場を迎えつつあり、株価の企業業績への感応度は非常に高まっているとの印象が強まっています。そこで冒頭でもご紹介した通り、今週および来週の「新興株ウィークリー」では、第2四半期決算発表が終ったばかりの3月決算銘柄にスポットを当て、好決算銘柄をピックアップしてみることにしました。

それでは早速、好業績の3月決算銘柄について、スクリーニングを行ってみたいと思います。条件は以下の6点です。

(1)マザーズまたはJASDAQの上場銘柄であること
(2)3月決算銘柄で、第2四半期(2018年7〜9月期)の決算発表が11/6(火)までに終了した銘柄であること
(3)第2四半期までの経常利益の進捗が、通期の会社予想経常利益に対し50%以上の銘柄であること
(4)第2四半期累計(2018年4〜9月期)の経常増益率が、通期(2019年3月期)会社予想経常増益率を上回っていること
(5)通期の会社予想経常利益が増益見通しであること
(6)第2四半期決算発表前後に上方修正を行っていないこと

上記の全条件を満たした銘柄を、第2四半期までの今期予想経常利益に対する進捗率の高い順に並べたものが表3の12銘柄となります。これらの銘柄は、第2四半期までの業績が好調で、今後の上方修正期待が大きく、好業績が今後の株式市場で評価される可能性のある銘柄ではないかと思われます。また、決算発表前で持ち高を落としていた投資家が再度、これらの銘柄で買いポジションを増やしてくる可能性も十分あると考えられます。特に、全般的な株価下落でツレ安した時は、投資の好機となる可能性もありそうです。

それでは表3の銘柄群のうち、数銘柄について簡単に事業内容等をご紹介したいと思います。

医学生物学研究所(4557)は、1996年に上場している臨床検査薬・研究試験用試薬のメーカーです。2013年にJSR(4185)と資本提携をし同社の子会社となっています。癌や自己免疫疾患等の臨床検査薬の伸長で業績は好調です。すでに年間の経常利益予想をクリアしていますが、事業絞込みによる希望退職者の費用が今後発生するため、業績見通しを据え置いていますが、実態は好調です。

エンカレッジ・テクノロジ(3682)は、2013年にマザーズに上場した、システム証跡管理ソフトと保守サービスを主たる事業としています。銀行、証券会社などの金融関連企業が主要得意先です。Web取引への移行や、官公庁でのペーバーレス化などが追い風になりそうです。今期は主力製品が好調で、第2四半期までで通期予想の84%の利益を達成しています。

日本コンピュータ・ダイナミクス(4783)は2000年に上場したコンピューターのシステム開発、運用サービスなどを主体とする会社です。近年は都市型の自転車の駐輪場(地下立体自動式など)の開発、運営事業が伸びています。駅前の放置自転車対策が都市再開発のニーズに合致し、業績好調です。安定したストック収入の増加というプラスの側面もあります。

テクノクオーツ(5217)は、ジーエルサイエンス(7705)の子会社で、半導体製造用の石英部品の製造に特化している会社です。半導体業界の設備投資拡大や製品の精密化・微細化などによる付加価値上昇が加わり業績が好調です。

表3:今後の上方修正期待銘柄はコレ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(11/6)円 今期予想
経常増益率
第2四半期
までの増益率
第2四半期
の進捗率
現買信買 チャート 追加 4557 医学生物学研究所 1,736 1,332.5 2,437.5 119.4
現買信買 チャート 追加 7461 キムラ 498 19.0 30.7 85.1
現買信買 チャート 追加 3682 エンカレッジ・テクノロジ 1,390 10.0 137.4 83.7
現買信買 チャート 追加 3956 国際チャート 336 13.8 67.8 74.3
現買信買 チャート 追加 2479 ジェイテック 268 39.1 423.1 70.8
現買信買 チャート 追加 4816 東映アニメーション 3,830 6.4 30.8 66.8
現買信買 チャート 追加 2332 クエスト 960 341.1 74.8 62.8
現買信買 チャート 追加 4783 日本コンピュータ・ダイナミクス 1,133 17.7 33.8 61.1
現買信買 チャート 追加 3969 エイトレッド 1,251 11.1 35.3 60.3
現買信買 チャート 追加 9753 アイエックス・ナレッジ 849 6.7 67.2 59.8
現買信買 チャート 追加 5217 テクノクオーツ 8,500 27.6 52.8 58.5
現買信買 チャート 追加 8922 日本アセットマーケティング 123 6.6 14.1 52.2
  • ※会社発表資料等をもとにSBI証券が作成。クエストの第2四半期の増益率は前期が連結で今期が単体との比較。テクノクオーツの株価は11/5(月)終値。

3今後の新規上場予定は?

表4:当面の新規上場予定銘柄

上場日

コード

社名

市場

会社概要

11/6

7042

(株)アクセスグループ・ホールディングス

JASDAQ-S

企業の販促支援、学校の学生・生徒募集支援など

11/28

3498

霞ヶ関キャピタル(株)

マザーズ

太陽光発電施設の開発・販売および売電事業

12/11

7043

アルー(株)

マザーズ

社員研修など社会人向け教育サービス

12/11

7044

(株)ピアラ

マザーズ

Eコマースおよび広告マーケティングの支援事業

  • ※東京証券取引所の資料等をもとにSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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