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2024-03-28 19:18:15

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FRBが利上げ停止へ!NYダウが第1ステージ(上昇期)へ!!

日経225とNYダウの週間チャート分析!!小次郎講師直伝の投資法を毎週レポートで掲載!

2019/2/5

皆さん、こんにちは。

米中貿易摩擦解消に向けた閣僚級協議の行方に注目が集まる中、ホワイトハウスが貿易協議を30、31日にワシントンで開くと正式に発表しました。そして、これに合わせてトランプ大統領が劉鶴副首相と会談する見通しであることも明らかにしました。中国側は対米黒字解消に向け一定の譲歩を図る姿勢を見せており、協議がさらに進展するとの期待が浮上しました。

しかし、米中両政府が2日間、閣僚級貿易協議を実施しましたが、トランプ大統領は「知財や技術移転問題で進展がみられたが、合意には至らなかった」と説明しました。中国側は2月下旬にも首脳会談を開いて決着を図るシナリオを描いているようですが、合意の見通しは立っておらず懸念払しょくとは至っていないようです。市場関係者の間では、通商協議の期限となる3月1日まで結論を引き延ばし、明確な合意内容が出てこないのは想定通りだったとの見方もあったようです。米中貿易協議は2月にヤマ場を迎えることとなりそうです。

米連邦準備制度理事会(FRB)が開いた連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想通り政策金利の据え置きを全会一致で決定しました。そして、従来の「緩やかな利上げ方針」を修正し、経済の動向を見極めながら金融政策を「忍耐強く」運営すると表明し、さらに、利上げ打ち止めの可能性も示唆しました。保有資産の圧縮に柔軟に取り組む姿勢も示しました。

パウエルFRB議長は記者会見で、米経済は良好だが、中国と欧州の成長鈍化、英国の欧州連合(EU)離脱問題、貿易交渉、米政府機関閉鎖の影響が経済見通しに相反するシグナルを送っていると発言しました。これらを受けて世界的な景気減速が懸念されていましたが、この結果を受けて安心感が広がったようです。

米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が1月全米雇用報告で、非農業部門の民間就業者数(季節調整済み)が前月比21万3,000人増となったことで翌日の雇用統計に期待感が高まりました。そして、米労働省は1月の雇用統計を発表し、景気動向を反映する非農業部門就業者数の伸びが前月比30万4,000人増と市場予想を大幅に上回り、民間の雇用統計の結果を裏付ける内容となりました。

失業率は連邦政府の機関の一部閉鎖が影響して、4.0%と、前月から0.1ポイント上昇しましたが、労働市場の底堅さを裏付ける内容となりました。さらに米サプライ管理協会(ISM)が発表した1月の米製造業景況指数も56.6と昨年12月から上昇し、市場予想も上回りました。昨年末から米景気の減速懸念が台頭していましたが、良好な経済指標が相次ぎました。

FOMCの結果がハト派的で米雇用統計の内容も良好となり、移動平均線大循環分析においてNYダウが第1ステージの上昇期へと移行してきました。今後も米企業の決算発表が続きます。また、米中貿易協議の不安要素などにも左右される展開となりそうですが、このNYダウの第1ステージへの変化が本物なのかが試されますので注目して見ていきましょう。

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週間の概況

注目イベント

2月6日(水)16:00(独国) 12月製造業新規受注
2月6日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
2月6日(水)22:30(米国)10-12月期四半期単位労働コスト・速報値
2月6日(水)22:30(米国)10-12月期四半期非農業部門労働生産性・速報値
2月7日(木)14:00(日本)12月景気先行指数、景気一致指数
2月7日(木)16:00(独国)12月鉱工業生産
2月7日(木)21:00(英国)イングランド銀行(BOE)金利発表
2月7日(木)21:00(英国)英中銀資産買取プログラム規模
2月7日(木)21:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
2月7日(木)21:00(英国)BOE、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)
2月7日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
2月7日(木)22:30(米国)失業保険継続受給者数
2月8日(金)05:00(米国)12月消費者信用残高
2月8日(金)08:50(日本)12月国際収支・経常収支・貿易収支
2月8日(金)09:30(豪国)豪準備銀行(中央銀行)、四半期金融政策報告
2月8日(金)22:30(加国)1月新規雇用者数、1月失業率
2月8日(金)24:00(米国)12月卸売在庫
2月8日(金)24:00(米国)12月卸売売上高
2月11日(月)10:45(中国)1月Caixinサービス部門購買担当者景気指数
2月11日(月)18:30(英国)12月月次GDP
2月11日(月)18:30(英国)10-12月期四半期GDP
2月11日(月)18:30(英国)12月鉱工業生産指数
2月12日(火)08:50(日本)1月マネーストックM2

※今週は英国(BOE)の金融政策や英国のGDPの結果に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第5ステージ
第5ステージは下降相場の終焉です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

重要な価格

高値22,959円 安値19,029円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ
第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

重要な価格

高値26,145ドル 安値21,565ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

今週もタートルズ流の増し玉のルールを見ていきましょう。

先週はタートルズの増し玉のルールと銘柄分散のルールを勉強しましたが、しっかりと頭に入っていますでしょうか。

【タートルズの増し玉のルール】
エントリーの後、思惑通りに価格が動いたら、1/2N動くたびに1ユニット追加する。

【銘柄分散のルール】
〇同一銘柄は4ユニットまで
〇相関関係の高い銘柄は6ユニットまで
〇相関関係のある銘柄は10ユニットまで
〇買いなら買いで12ユニットまで

タートルズの同一銘柄は最大4ユニットしか建玉できませんから、増し玉は3回が限度です。

【タートルズの増し玉のルール ※追加回数】
〇追加は3回まで

では、例を挙げて説明します。

最初に2,000円で、ある銘柄を買いエントリーしました。その銘柄のATRは100円だったとします。ATRの2分の1は50円に相当しますから、2,050円で1ユニット、2,100円で1ユニット、2,150円で1ユニットと計3回追加すると最大4ユニットに達します。したがって、それ以降は追加できません。

【タートルズ流の追加例 ※ATR=100円のケース】
1、2,000円で1ユニット買いエントリー(最初のエントリー)
2、2,050円で1ユニット買いエントリー、合計2ユニット、買い値の平均は2,025円
3、2,100円で1ユニット買いエントリー、合計3ユニット、買い値の平均は2,050円
4、2,150円で1ユニット買いエントリー、合計4ユニット、買い値の平均は2,075円

では、来週は増し玉とトレイリングストップの関係を勉強していきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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