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2024-04-25 17:45:40

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NYダウが第1ステージに!パウエル新FRB議長の議会証言に注目。

2018/02/27

皆さん、こんにちは。
先週は米10年債利回りの動向にマーケットが振り回されていたような動きでした。トランプ政権の拡張的な財政政策による国債増発懸念が強まっているなか、大量の国債入札が続き需給悪化への不安が高まったことで、米10年債利回りは一時2.9%台まで上昇して4年超ぶりの高水準となり株式市場の重石となりました。

米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月30日〜31日開催分)を発表しました。トランプ政権による減税策などで短期的な景気見通しが上振れする可能性が指摘され、参加者の大半が「さらなる緩やかな利上げが適切である公算が大きい」との見解を示しました。市場関係者の間では、景気過熱やインフレ加速に対して一段と強い警戒感が示されるとの見方が広がっていたため、株式市場では買い材料と受け止められたようです。しかし、債券市場では債券売りが加速して米10年債利回りが上昇したことで、金利上昇が嫌気され株式市場にとっては売り材料となり、金利の上昇に株式市場は過敏になっているようでした。

ウォールマートが発表した2017年11月〜18年1月期(第4四半期)決算は、純利益が前年同期比4割超の大幅減益となり株価の売り材料となりました。値下げ競争で収益が圧迫され、米ネット通販最大手アマゾン・ドット・コムの攻勢にさらされているウォールマートなど他の小売大手にも売りが広がりターゲットやメーシーズなども売られる展開となりました。

米エネルギー情報局(EIA)が発表した在庫週報では、原油在庫が160万バレル減少し、予想以上の取り崩しとなり、またWTI原油の受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシング原油在庫が前週比270万バレル減少したことで原油が上昇し、エネルギー関連株の買い材料となりました。また、上昇を続けていた米長期金利の上昇一服も株式市場の買い材料となりました。

FRBは「さらなる緩やかな利上げが正当化される」と金融政策と経済情勢について報告書を発表しました。市場関係者の間では利上げペースを加速させるとの懸念が和らいだことで、先週前半には4年超ぶりの上昇を見せていた米10年債利回りは低下し、金利上昇による割高感から売られていたハイテク株やIT関連株に買いが入りNYダウは続伸となりました。

米雇用統計後からの株式市場の急落相場は一先ず落ち着きを取り戻しつつありますが、金利動向や原油市場など、他市場の動きにも敏感になってきており、暫くは不安定でボラティリティ―(変動率)の高い動きを見せるかもしれませんので、割れ難い局面で無理してトレードするのではなく、エッジの効いたわかり易い局面でトレードするようにしましょう。

28日に予定されていたFRBのパウエル新議長の議会証言は27日に1日前倒しとなるようです。日本時間28日午前0時からの予定となりますので、経済・金融情勢についての見解表明に注目していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

2月28日(水)17:30(日本)1月鉱工業生産・速報
2月28日(水)09:01(英国)2月GfK消費者信頼感
2月28日(水)10:00(中国)2月製造業PMI、2月非製造業PMI
2月28日(水)17:55(独国)2月失業者数、2月失業率
2月28日(水)19:00(ユーロ圏)2月消費者物価指数(HICP)・速報
2月28日(水)22:30(米国)10-12月期GDP・改定
2月28日(水)22:30(米国)10-12月期個人消費・改定
2月28日(水)22:30(米国)10-12月期GDPデフレーター・改定
2月28日(水)22:30(米国)10-12月期コアPCEデフレーター・改定
2月28日(水)23:45(米国)2月シカゴ購買部協会景気指数
2月28日(水)24:00(米国)1月中古住宅販売保留件数指数
3月1日(木)10:45(中国)2月財新/製造業PMI
3月1日(木)15:45(英国)18:30 (英) 2月製造業PMI
3月1日(木)19:00(ユーロ圏)1月失業率
3月1日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
3月1日(木)22:30(米国)1月コアPCEデフレーター
3月1日(木)22:30(米国)1月個人所得
3月1日(木)22:30(米国)1月個人消費支出
3月1日(木)24:00(米国)2月ISM製造業景況指数
3月1日(木)24:00(米国)1月建設支出
3月2日(金)08:30(日本)1月失業率、1月有効求人倍率
3月2日(金)18:30(英国)2月建設業PMI
3月2日(金)19:00(ユーロ圏)1月生産者物価指数
3月2日(金)24:00(米国)2月ミシガン大消費者信頼感指数・確報
3月5日(月)17:55(独国)2月非製造業PMI
3月5日(月)18:00(ユーロ圏)2月非製造業PMI
3月5日(月)18:30(英国)2月製造業PMI
3月5日(月)24:00(米国)ISM非製造業景況指数
3月6日(火)12:30(豪国)RBA中銀政策金利

※今週は米国のGDPとオーストラリアのRBA政策金利に注目です。日本の失業率や米国の新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ4
第4ステージは下降相場です。価格が帯に絡んできました。

◆今後を読み取る鍵
第4ステージは下降相場です。短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値24,238円 安値20,683円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
第1ステージは上昇期です。辛うじて第1ステージになってきています。

◆今後を読み取る鍵
第1ステージは上昇期です。短期移動平均線と帯の関係に注目しましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値26,835ドル 安値23,027ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週はゴールデンクロスとデッドクロスにおいての気持ちの“変化”を深堀しました。

「買い方」の目線
ゴールデンクロス=買い方にとって「希望」の兆し
デッドクロス=買い方にとって「不安」の兆し


「売り方」の目線
デッドクロス=売り方にとって「希望」の兆し
ゴールデンクロス=売り方にとって「不安」の兆し


移動平均線でゴールデンクロスとデッドクロスを見ることで、「買い方」、「売り方」双方で気持ちに変化が出ることを理解しました。

このように、テクニカル指標とは、価格変動の中でトレーダーの感情がどのように変化し、それに伴い投資行動がどのように変化するかを分析し、その結果、どこでエッジが発生するかを示すツールです。

したがって、あらゆるテクニカル指標の買いシグナル・売りシグナルはこれから上昇する局面を教えてくれる、下降していく局面を教えてくれると勘違いしてはいけません。それらはエッジを教えてくれるためにあるのです。通常は「上がるか下がるかは五分五分である」のに対して、それが六分四分、ときに七分三分になる局面を教えてくれるのです。

大事なことは、70%上がる局面であっても、30%下がる可能性を秘めているところにあります。そのことをしっかりと認識しているかどうかです。

上がると予想したのに下がったなら、普通は、予想が外れたということになります。ところが、買にエッジがある局面なら、下がったとしてもそれは想定内なのです。確率70%なら、30%は下がるということを含めてトータルで利益を取っていくことがトレードエッジの考え方です。そして、そのためのツールがテクニカル指標なのです。

そのことを理解してテクニカル指標を見るわけですが、それでも、トレーダーにとってエッジを見つける最大のツールはテクニカル指標になります。しかし、エッジが発生する瞬間を見極めるツールはテクニカル指標だけかというと、もちろん、そんなことはありません。

テクニカル指標以外のもので、エッジを見つける事象の代表的なものといえば、新高値・新安値更新があります。来週は、このエッジについて見ていきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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