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NYダウが絶好調!米国の追加利上げは織り込み済み

2017/12/19

皆さん、こんにちは。
先週は欧米の金融政策の発表がありました。まず、米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)において、予想通り0.25%の利上げを決定しました。また、同時に公表された経済・金利見通しでは、来年の利上げ想定回数の中央値が「3回」に据え置かれ、国内総生産(GDP)伸び率が上方修正されました。

欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で、マイナス金利を含め現行の金融政策を維持することを決定し、金融緩和縮小をゆっくりと進める方針を確認しました。来年1月からの量的緩和(QE)の月購入額を300億ユーロとし、少なくとも9月末まで継続するとあらためて表明しました。そして、必要な場合はQEの規模拡大や期間延長があり得るとも重ねて表明しました。米国の利上げペースが緩やかに進むとの観測や欧州でも金融緩和が継続することで投資家のリスク選好の動きにつながりました。

米労働省は11月の米卸売物価指数(PPI)を発表し、季節調整済みで前月比0.4%上昇となりました。エネルギーと食品を除くコア指数は0.3%の上昇となり市場予想を上回りました。11月の米消費者物価指数(CPI)は季節調整済みで前月から0.4%上昇し、市場予想と同じでした。変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は0.1%上昇となり市場予想を下回りました。米商務省は11月の小売売上高を発表し、季節調整済みで4,927億1,700万ドルと、前月比0.8%増加しました。変動の激しい自動車・同部品ディーラーを除くと1.0%増となり市場予想を上回りました。12月のNY連銀製造業景況指数は18.0となり11月の19.4から小幅低下し市場予想も下回りました。11月の鉱工業生産は+0.2%となり市場予想も下回りました。今月発表された経済指標は概ね良好だったことから市場の反応は好意的に反応しています。

注目が高かった米税制改革法案は、ルビオ上院議員ら共和党の一部議員の動きで一喜一憂する動きをみせました。ルビオ氏が現状の税制改革法案には賛成票を投じないとの報道が先行し、年内成立への期待感が後退しましたが、週末にトランプ大統領が、ルビオ氏は最終的に支持に回ると言及しました。共和党が法案成立を優先させ、ルビオ氏の要求をのむ形で合意案を修正するとの報道がでたことで、投資家のリスク選好の動きが強まりNYダウの史上最高値更新に繋がりました。

NYダウの動きが絶好調となっています。移動平均線大循環分析においては、全く心配することのない動きを見せています。日経225は短期移動平均線が下向きではありますが、ステージ1の安定上昇期を維持しています。今年のNYダウや日経225は本当に何の心配もせずに確りと大きな値幅を取れる動きを見せてくれていますね。

週間の概況

◆注目イベント

12月20日(水)24:00(米国)11月中古住宅販売件数
12月21日(木)未定(日本)日銀金融政策決定会合
12月21日(木)09:01(英国)12月GfK消費者信頼感
12月21日(木)18:30(英国)11月財政収支
12月21日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
12月21日(木)22:30(米国)12月フィラデルフィア連銀製造業指数
12月21日(木)22:30(米国)7-9月期GDP・確報
12月21日(木)22:30(米国)7-9月期個人消費・確報
12月21日(木)22:30(米国)7-9月期GDPデフレーター・確報
12月21日(木)22:30(米国)7-9月期コアPCEデフレーター・確報
12月21日(木)23:00(米国)10月住宅価格指数
12月21日(木)24:00(ユーロ圏)12月消費者信頼感・速報
12月22日(金)16:45(仏国)7-9月期GDP・確報
12月22日(金)18:30(英国)7-9月期経常収支
12月22日(金)18:30(英国)7-9月期GDP・確報
12月22日(金)22:30(加国)10月GDP
12月22日(金)22:30(米国)11月耐久財受注
12月22日(金)22:30(米国)11月個人所得
12月22日(金)22:30(米国)11月個人消費支出
12月22日(金)22:30(米国)11月コアPCEデフレーター
12月22日(金)24:00(米国)11月新築住宅販売件数
12月22日(金)24:00(米国)12月ミシガン大消費者信頼感指数・確報
12月26日(火)08:30(日本)11月失業率、11月有効求人倍率
12月26日(火)08:50(日本)日銀金融政策決定会合議事要旨(10月30・31日開催分)
12月26日(火)23:00(米国)10月中古住宅販売保留件数指数
12月26日(火)24:00(米国)12月リッチモンド連銀製造業指数

※今週は日本の金融政策決定会合と米国のGDPに注目となります。各国のGDPの結果にも注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがあるのが分かります。短期移動平均線が上向きになってきています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値23,466円 安値21,839円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがあるのが分かります。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに更に勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値25,092ドル 安値23,330ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

今週はもう一度「ロスカットラインを設定する時の基本的な考え方」を考察していきましょう。

◎一時的に下がってもトレンドが継続しているならロスカットせずに我慢する
◎トレンドが終了したならいち早く決済する

上記の2つの命題は両立させることが難しいのです。なぜなら、トレンドが継続している限り、ロスカットに引っかかってほしくないと思えば、ロスカットラインを深くする必要があり、トレンド反転のときに、いち早く決済したいと思えば、ロスカットラインは浅くする必要があるからです。

<間違いだらけのロスカットライン設定>

<トレンドが転換したならいち早くロスカットするのが鉄則!>

価格はウェイブ(浪打ち)しながら上昇し、ウェイブしながら下降します。つまり、価格の上昇過程にも一時的な下げがあるのです。その一時的な下げでロスカットしてしまったら、どのような相場でも勝てないことは理解いただけたと思います。ここがチャンスと思ったら、押し目を待たずに買うのが鉄則です。しかし、買った直後に押し目をつける可能性はありますので、一時的な下げでヒットしない値位置にロスカットラインを設定する必要があるのです。ただし、トレンドの反転を確認したら、いち早くロスカットします。

この相反する命題を解決するには、どこまでトレンド継続の可能性があり、どこからトレンドが転換するかを見極める基準を持たなければなりません。そのためにはトレンドとノイズの関係を見る必要があります。

来週はそのトレンドとノイズの関係性を見ていきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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