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2024-03-28 21:02:36

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ボラティリティ(変動率)の上昇は波乱を示唆か?

2017/12/05

皆さん、こんにちは。
マーケティング会社アドビ・アナリティクスの調査によると、感謝祭とその翌日の金曜日「ブラックフライデー」のオンライン小売売上高は前年比17.9%増の79億ドル(1ドル=112円換算で8,848億円)となり過去最高を記録し米国経済の好調さを見せつける内容でした。それを裏付けるような経済指標の発表が続きました。10月の新築住宅販売件数は季節調整済み年換算で、前月比6.2%増の68万5,000戸と約10年ぶりの高水準となりました。米商務省が7〜9月期の実質GDP(国内総生産)改定値を発表し、季節調整済み年率換算で前期比3.3%増となり速報値から上方修正され市場予想も上回りました。米労働省が発表した最新週の新規失業保険申請件数は季節調整済みで23万8,000件と前週比2,000件減少し市場予想を下回る好結果でした。
米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されているパウエルFRB理事が上院銀行委員会の公聴会で証言をし「米景気の持続的回復への最善策は緩やかな利上げの継続だ」と強調、イエレン現FRB議長が取り組んできた政策運営を踏襲する姿勢を示しました。また、金融規制についても地域銀行の規制緩和を検討する考えを明らかにしたことで、米景気に水を差すような政策にはならないという安心感と緩やかな利上げペースになるとの期待感が広がり株価の上昇に繋がりました。
トランプ政権発足時から注目されていた法人減税を柱とする米税制改革法案がマーケットの動きを揺さぶりました。上院での審議が不透明であることなどから、投資家のリスク回避姿勢が強まりましたが、28日には上院予算委員会が税制改革の修正案を可決したことで、年内の実現に向けて前進しました。また、共和党マケイン上院議員は、修正協議中の法案について支持を表明しました。これを受けて米国のダウ工業株30種平均は初めて2万4,000ドルの大台を突破しました。29日には共和党トップのマコネル上院内総務が、税制改革法案通過に必要な「票数を確保した」と明言したことから法案実現への期待感が更に高まりました。ウィーンで開催された石油輸出国機構(OPEC)総会で、加盟・非加盟国による協調減産延長が9カ月の延長で可決されるとエネルギー株が買われて株価の上昇に繋がりました。
米国経済が好調ななか、暫く静かだった北朝鮮が日本時間11月29日午前3時18分ごろに弾道ミサイルを発射しました。一時、地政学的リスクが高まり、リスク回避の動きを見せましたが動きは限定的でした。
大きな波紋を呼んだのがロシア疑惑に関するニュースでした。トランプ大統領周辺とロシアとの不透明な関係を調べているモラー特別検察官は連邦捜査局(FBI)に虚偽の証言をしたとして、フリン前大統領補佐官を訴追しました。一部のメディアが、フリン氏がロシア側との接触はトランプ氏の指示によるものだったと証言するとの報道から、政権に対する懸念が浮上し投資家のリスク回避姿勢が強まり、一時大きく株価が下落する要因となりました。
1万ドルの株価に対する1%の変動率は100ドルですが、2万5,000ドルに対する1%の変動率は250ドルとなり、株価が高くなればなるほど、動きが大きくなるのは当然です。株価が上昇しているということは、今後も動きが大きくなる可能性が高いということです。目先の動きに振り回されることなく、トレンドに沿った対応をしていきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

12月6日(水)09:30(豪国)7-9月期GDP
12月6日(水)22:15(米国)11月ADP全国雇用者数
12月6日(水)22:30(米国)7-9月期非農業部門労働生産性・確報
12月6日(水)22:30(米国)7-9月期単位労働コスト・確報
12月6日(水)24:00(加国)加中銀政策金利発表
12月7日(木)21:30(米国)11月チャレンジャー人員削減予定数
12月7日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
12月8日(金)04:00(米国)10月消費者信用残高
12月8日(金) 未定(日本)11月景気ウォッチャー調査・現状判断DI・先行き判断DI
12月8日(金)08:50(日本)7-9月期GDP・2次速報
12月8日(金)08:50(日本)7-9月期GDPデフレーター・2次速報
12月8日(金)16:00(独国)10月貿易収支、10月経常収支
12月8日(金)18:30(英国)10月鉱工業生産、10月製造業生産、10月貿易収支
12月8日(金)22:00(英国)英国立経済研究所(NIESR)GDP
12月8日(金)22:30(米国)11月非農業部門雇用者数
12月8日(金)22:30(米国)11月失業率
12月8日(金)22:30(米国)11月平均時給
12月8日(金)24:00(米国)12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
12月8日(金)24:00(米国)10月卸売売上高
12月9日(土)10:00(中国)11月消費者物価指数、11月生産者物価指数
12月11日(月)08:50(日本)10-12月期景況判断BSI・大企業全産業
12月12日(火)19:00(ユーロ圏)12月ZEW景気期待指数
12月12日(火)22:30(米国)11月生産者物価指数

※今週は日本のGDPの結果と米国の雇用統計の結果が大注目となります。米国の雇用は完全雇用に近い状態ですので平均時給の結果を見ましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージは安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがあるのが分かります。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値23,466円 安値20,330円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがあるのが分かります。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値25,090ドル 安値22,193ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週は、確認テストを行いました。
現在の建玉は以下の通りとなります。
〇日経225 2ユニット
〇NYダウ 2ユニット
〇米ドル円 1ユニット
〇NTTドコモ 1ユニット

設問で、現在とっているリスクは1日当たり何%でしょう?という問題でしたが、皆さん簡単に答えられたことと思います。もし、わからなかったという方はもう一度「ユニット」のところから勉強してみましょう。この「Vトレーダー養成講座」の6月20日号から「ユニット」が出てきます。
では、解答です。

正解は6%ですよね。1ユニットとは1日当たりのリスクで1%でした。ですから、合計のユニットは(2+2+1+1)で6ユニットですので、1%×6=6%となり、解答が6%となります。

ユニットの確認が出来れば次はロスカットラインの決め方を勉強しましょう。

ロスカットラインとは、相場が自分の予想とは逆に動いた場合に、あらかじめ決めておいた限度額以上の損失を被らないように、損切りをする水準のことをいいます。

トレードに際しては、建玉と同時にロスカットラインを設定して、逆指値注文を出すことを徹底しましょう。相場が逆に動いてからロスカット注文を出すのではワンテンポ遅くなります。その分だけ、損失が広がるおそれがあります。

では、ロスカットラインを設定する時の基本的な考え方を見ていきましょう。

◎一時的に下がってもトレンドが継続しているならロスカットせずに我慢する
◎トレンドが終了したならいち早く決済する


価格の上昇を予想して買いを仕掛けたところ、予想に反して相場が下落したので、仕方なくロスカットしたら、その翌日から反転上昇を始めたというシチュエーションは誰もが一度くらいは経験しているでしょう。反転上昇しているわけですから、相場の読みが外れたわけではありません。この手のケースでは、ロスカットラインの設定に過ちがあった可能性が高いと言えます。
下記のグラフをご覧ください。

<間違いだらけのロスカットライン設定>

上がってきた相場の押し目を仕掛けたつもりが、想定以上に下がったと感じ、ロスカットラインを設定したら、そこでロスカットとなり、その後再び上昇しているのが分かります。このように、一時的に下がってもトレンドが継続しているならロスカットせずに我慢をするのが必要です。

では、来週はトレンドの有無による、ロスカットの設定法を見ていきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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