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2024-04-20 22:09:23

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北朝鮮リスクが再燃するも、日経225はステージ1へ。

2017/09/26

皆さん、こんにちは。
トランプ米大統領が初めて国連総会で一般討論演説を行いました。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮を改めて非難し、脅威を与えるなら「完全に破壊する」と警告を発しました。ただ、地政学的リスクを一段と強めるような強硬発言を差し控えたことからリスク回避の動きが後退しました。

米商務省は8月の住宅着工件数を発表しました。季節調整済み年換算で118万戸と市場予想を上回りました。

米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されました。FRBは、政策金利の据え置きと保有資産の10月からの縮小開始が決定したと発表しました。声明文ではFOMC参加者による金利見通しでは、「年内あと1回」と来年3回の利上げの想定が維持されました。経済・金利見通しが市場の想定よりも利上げに前向きな姿勢を示したことで、米長期金利が上昇しました。

ソフトバンクグループ子会社の米携帯電話4位のスプリントと同3位のTモバイルUSが合併に向けて前向きに交渉しているとの報道が出て通信株が買われました。FOMCを受けて長期金利が上昇したことで金融株などに買いが入りました。NYダウは9日続伸し7日連続で最高値を更新しました。

日銀は金融政策決定会合を開催しました。長短金利操作付き量的・質的金融緩和の枠組みによる金融調節方針の維持を8対1の賛成多数で決定しました。その後の黒田東彦総裁による記者会見で、「必要があればさらなる緩和も行うという事を示している」と言明しました。

金正恩朝鮮労働党委員長は、トランプ米大統領が国連演説で北朝鮮の「完全破壊」と言及したことなどを強く非難し声明を発表しました。正恩氏は「史上最高の超強硬措置を慎重に検討する」と言及しました。北朝鮮の李外相は訪問先のニューヨークで、過去最大級の水爆実験を太平洋上で実施する可能性があると発言したことから、地政学的リスクが再燃し株式市場はリスクオフの動きとなりました。

22日に発売されました腕時計型端末「アップルウォッチ」の新製品の一部に、通信接続の不具合があると伝わりました。米国や中国でスマートフォン「iPhone(アイフォーン)8」が発売されましたが、11月発売のモデル「X(テン)」を前に買い控えの動きが出ておりアップルの株価の下落要因になっているようです。

米国は北朝鮮の核開発計画に対するけん制の一環として、爆撃機と護衛の戦闘機それぞれ複数機が北朝鮮沖を飛行しました。これにより既に高まっている緊張がさらにエスカレートしました。

ドイツ連邦議会(下院)選挙が投開票されました。メルケル首相が率いる保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)・キリスト教社会同盟(CSU)が勝利したことで、メルケル首相の4選が確実となった模様です。ただ、極右政党、ドイツのための選択肢(AfD)が初めて議席を獲得し、メルケル氏の勝利に影を落としたようです。

株式市場は明るさを見せてきましたが、北朝鮮問題がマーケットを揺さぶっています。慎重に対応していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

9月27日(水)21:30(米国)8月耐久財受注
9月27日(水)23:00(米国)8月中古住宅販売保留件数指数
9月28日(木)21:00(独国)9月消費者物価指数・速報
9月28日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
9月28日(木)21:30(米国)4-6月期GDP・確報
9月28日(木)21:30(米国)4-6月期個人消費・確報
9月28日(木)21:30(米国)4-6月期GDPデフレーター・確報
9月28日(木)21:30(米国)4-6月期コアPCEデフレーター・確報
9月28日(木)21:30(米国)8月卸売在庫
9月29日(金)08:30(日本)8月全国消費者物価指数
9月29日(金)08:30(日本)8月失業率、8月有効求人倍率
9月29日(金)08:50(日本)8月鉱工業生産・速報
9月29日(金)10:45(中国)9月財新/製造業PMI
9月29日(金)16:55(独国)9月失業者数、9月失業率
9月29日(金)17:30(英国)4-6月期GDP・確報
9月29日(金)18:00(ユーロ圏)9月消費者物価指数(HICP)・速報
9月29日(金)21:30(加国)7月GDP
9月29日(金)21:30(米国)8月個人所得
9月29日(金)21:30(米国)8月個人消費支出
9月29日(金)21:30(米国)8月コアPCEデフレーター
9月29日(金)22:45(米国)9月シカゴ購買部協会景気指数
9月29日(金)23:00(米国)9月ミシガン大消費者信頼感指数・確報
9月30日(土)10:00(中国)9月製造業PMI、9月非製造業PMI
10月2日(月)08:50(日本)第3四半期日銀短観
10月2日(月)23:00(米国)9月ISM製造業景況指数
10月3日(火)12:30(豪国)豪中銀(RBA) 政策金利発表

※今週は9月28日の米国のGDPの発表に注目しましょう。英国や加国のGDPも注目です。30日の中国の製造業・非製造業PMIにも注目しましょう。新規失業保険申請件数も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は上昇期です。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1は上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値20,967円 安値19,153円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。短期移動平均線が下向きになっています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1の安定上昇期となっています。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値22,489ドル 安値21,606ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

ユニットという考え方に基づいて取引している限り、どの銘柄をトレードしようと1ユニットのリスクは同じで、かつ、投資用資金の1%に等しくなることは理解できましたね。

先週までは一律に1,000万円の投資用資金で計算しましたが、投資家がみんな同じ資金で運用することはありませんよね。今週は投資用資金が300万円と500万円の場合のユニットを計算してみましょう。

ある日の各銘柄のATRは次のようになっていたとします。

日経225     188円
FTSE100   70ポイント
DAX     142ポイント
NYダウ    136ポイント

投資用資金が300万円の場合
日経225の1ユニットは、300万円×0.01÷(188×100)=1.5
1.5枚は取引できませんから四捨五入して2枚とします。

投資用資金が500万円の場合
日経225の1ユニットは、500万円×0.01÷(188×100)=2.6
四捨五入して3枚とします。

同様に残りも計算します。

FTSE100の1ユニットは、300万円で4枚、500万円で7枚

DAXの1ユニットは、300万円で2枚、500万円で4枚

NYダウの1ユニットは、300万円で2枚、500万円で4枚

300万円と500万円の投資用資金でそれぞれのユニットを計算しました。1ユニットのリスクがほぼ同じで、かつ、投資用資金の1%に等しくなることを確認してみましょう。

投資用資金が300万円の場合の1ユニットの1日のリスク

300万

1ユニット

取引単位

ATR

1日のリスク

日経225

2枚

100

188

3.76万円

FTSE100

4枚

100

70

2.8万円

DAX

2枚

100

142

2.84万円

NYダウ

2枚

100

136

2.72万円

投資用資金が500万円の場合の1ユニットの1日のリスク

500万

1ユニット

取引単位

ATR

1日のリスク

日経225

3枚

100

188

5.64万円

FTSE100

7枚

100

70

4.9万円

DAX

4枚

100

142

5.68万円

NYダウ

4枚

100

136

5.44万円

上記のように投資用資金が変わっても確りとリスクを管理できているのがわかりますね。これで、皆さんも各自の投資用資金から適切なユニットを計算できるようになったのではないでしょうか。

では、来週からは適切な取引の量や、具体的なリスク分散の仕方などを勉強していきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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