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2024-03-29 19:51:15

マーケット > レポート >  小次郎講師の週間チャート分析レポート >  債務の上限引き上げ合意。北朝鮮リスクは継続。

債務の上限引き上げ合意。北朝鮮リスクは継続。

2017/09/12

皆さん、こんにちは。
トランプ米大統領はツイッターで、北朝鮮が3日に6回目の核実験を実施したことを受け「日本や韓国が米国から高性能の軍装備品を大量に購入することを認めるつもりだ」と表明しました。これに対して北朝鮮外務省報道官は「米国の制裁圧迫策動に我々は独自の方式で応える」と警告しました。米国と北朝鮮の威嚇応酬が続く中、北朝鮮が9月9日の建国記念日を控えて更なる挑発行動に出るのではといった警戒感が高まりリスク回避の動きが強まりました。結果的に北朝鮮は行動に移さず、東京市場ではリスク回避が後退し巻き戻しが起きました。

米連邦準備制度理事会(FRB)ブレイナ−ド理事が講演を行いました。物価上昇率の伸び悩みに改めて懸念を示し、早期利上げに対して慎重な姿勢を表明しました。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も講演を行い、これまでの利上げが米経済に打撃を与えている恐れがあるとし、追加利上げに否定的な考えを示しました。これらの発言を受け、FRBが想定する「年内あと1回」の利上げに懐疑的な見方が広がりました。

トランプ大統領と米議会は、連邦政府の債務上限を12月まで3カ月間引き上げ、ハリケーン「ハービー」の水害支援緊急予算を成立させることで合意しました。債務の上限問題が当面回避されたこと受けて投資家はリスク回避姿勢が後退し、米長期金利が上昇しNYダウが反発しました。

米サプライ管理協会(ISM)が8月の非製造業景況指数を発表しました。結果は55.3と市場予想とほぼ一致しました。

米連邦準備理事会(FRB)は地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表しました。国内経済が7月から8月半ばにかけ控えめから緩やかなペースで拡大した一方で、インフレ加速の兆候は引き続きわずかにみられる程度にとどまったとの認識を示しました。

欧州中央銀行(ECB)が定例理事会を開催しました。政策金利を据え置き月額600億ユーロの資産購入を年末まで継続することを決定しました。また、ドラギ総裁は理事会後の会見で、来年以降の緩和縮小に向けた議論に着手し次回10月にも方針を決定する考えを表明しました。

米労働省が新規失業保険申請件数を発表しました。前週比6万2,000件増加し、29万8,000件となり、ハリケーン「ハービー」による経済への悪影響が出て2015年4月15日以来の高水準を記録しました。

大洪水を引き起こしたハリケーン「ハービー」に続き、超大型ハリケーン「イルマ」が米国の南部を襲っています。依然北朝鮮リスクも継続しております。投資家心理がリスクオフになり易い環境となっています。慎重に対応していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

9月13日(水)08:50(日本)7-9月期景況判断BSI・大企業全産業、大企業製造業
9月13日(水)17:30(英国)8月失業者数、8月失業率
9月13日(水)17:30(英国)7月ILO失業率(3カ月)
9月13日(水)21:30(米国)8月生産者物価指数
9月14日(木)10:30(豪国)8月就業者数、8月失業率
9月14日(木)11:00(中国)8月鉱工業生産、8月小売売上高
9月14日(木)13:30(日本)7月鉱工業生産・確報
9月14日(木)20:00(英国)BOE政策金利発表
9月14日(木)20:00(英国)BOE議事録
9月14日(木)20:00(トルコ)中銀政策金利発表
9月14日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
9月14日(木)21:30(米国)8月消費者物価指数
9月15日(金)18:00(ユーロ圏)7月貿易収支
9月15日(金)21:30(米国)9月NY連銀製造業景況指数
9月15日(金)21:30(米国)8月小売売上高
9月15日(金)22:15(米国)8月鉱工業生産
9月15日(金)22:15(米国)8月設備稼働率
9月15日(金)23:00(米国)9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
9月18日(月)18:00(ユーロ圏)8月消費者物価指数(HICP)・確報値
9月19日(火)05:00(米国)7月対米証券投資
9月19日(火)10:30(豪国)RBA議事録
9月19日(火)18:00(ユーロ圏)9月ZEW景気期待指数
9月19日(火)18:00(独国)9月ZEW景気期待指数
9月19日(火)21:30(米国)8月住宅着工件数
9月19日(火)21:30(米国)4-6月期経常収支
9月19日(火)21:30(米国)8月建設許可件数


※今週は9月14日の英国BOE政策金利の発表が大注目となります。オーストラリアのRBA議事録も注目しましょう。米国の新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ4
ステージ4は安定下降期です。下降帯の間隔は広がってきていますが、短期移動平均線が上向きになってきています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ4は安定下降期です。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・帯に傾きが出て間隔が広がってくれば下降トレンドに勢いが出てきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値19,844円 安値18,202円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ2
ステージ2は上昇相場の終焉です。

◆今後を読み取る鍵
ステージ2の上昇相場の終焉となっています。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値22,193ドル 安値21,606ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週は各銘柄の1ユニットを計算しました。また、日経225ラージではどうなるか計算して日経225ラージは取引しないことにしました。

日経225ラージの1ユニットは、1,000万円÷0.01(188×1,000)=0.53
日経225ラージの1ユニットは0枚

なぜ日経225ラージは取引をしないこととしたのでしょうか。日経225ラージの取引証拠金が60万円程度だとすれば、投資用資金が1,000万円あるわけですから、トレードそれ自体が妨げられるものではないと思われるかもしれません。しかし、そうしたユニットの思想を逸脱したトレードは、タートルズ流資金管理の観点では不可となるのです。

リスクを抑え過ぎては、トレードでは勝てません。故にリスクに関しては適正なリスクを知ることは重要であり、それを追求したのがタートルズなのです。

繰り返しになりますが、タートルズ流資金管理が示す1ユニットはあくまでも1回のトレード量であり、それ以上建玉を増やしてはいけないというものではありません。

タートルズ流の資金管理を理解しましたので、次に1ユニットの1日のリスク管理を見ていきましょう。

先週は、4銘柄(日経225、FTSE100、DAX、NYダウ)を1ユニット取引して、相場が予想とは逆方向に1日動いたとします。そのとき発生する計算上の損を検証してみましょう。

1日のリスクは、計算式(ユニット×取引単位×ATR)で求めます。それをまとめたのが下の表となります。

1ユニット

取引単位

ATR

1日のリスク

日経225

5枚

100

188

9.4万円

FTSE100

14枚

100

70

9.8万円

DAX

7枚

100

142

9.94万円

NYダウ

7枚

100

136

9.52万円

すべての銘柄で1日のリスクが10万円前後に揃うように1ユニットを調整できています。ユニットという考え方に基づいて取引している限り、どの銘柄をトレードしようと1ユニットのリスクは同じで、かつ、投資用資金の1%に等しくなります。

別の見方をすると、同じ銘柄での投資用資金が異なるトレーダーならばユニットで表す取引量が増減することを意味します。

つまり、同じ銘柄においてでも、値動きの大きい時期と値動きの小さい時期とでは、1ユニット当たりの取引量が違ってくることは理解できますよね。

では次週は、このユニットをもう少し掘り下げて勉強してみましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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