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2024-03-29 14:47:27

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トランプ政権運営懸念がNYダウの重石に。日経225がステージ2へ!

2017/07/25

皆さん、こんにちは。
7月のニューヨーク州製造業景況感指数は前月比9.8と、6月の19.8から低下し市場予想をも下回りました。米商務省は6月の住宅着工件数を発表し、市場予想を上回る121.5万件となり4カ月ぶりの高水準となりました。米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した6月の景気先行指数は市場予想を上回りました。新規失業保険申請件数は23.3万件と予想を下回る好結果となりました。

米上院共和党の執行部が提示した、医療保険制度改革(オバマケア)代替案の修正案に対し、一部の議員2人が新たに不支持を表明したことで、定数100のうち52議席を占める党内の反対総数が4人となり、可決に必要な過半数を確保できないことが決定的となりました。オバマケアの見直しを最優先に掲げてきたトランプ政権の政策運営能力に対する不透明感が強まる動きを見せました。

オバマケアの見直しが成立しないと大型減税などの財源を捻出できないために、あらゆる経済政策に影響が及ぶとみられており、米連邦準備制度理事会(FRB)が想定する「年内あと1回」の利上げについても懸念が出てきているようです。

日銀の金融政策決定会合では、マイナス金利の0.1%維持、長期国債の買い入れ額は概ね現状程度(年間80兆円増)と、現状維持を決定しました。日銀展望のレポートでは、物価の2%達成が2019年度ごろになる可能性が高いとし、日銀は物価2%目標の達成時期を先送りしました。日本の経済は緩やかに拡大しており、景気判断を上方修正し、今後も緩やかな拡大を続ける見通しであるとの事でした。

欧州中央銀行(ECB)は定例理事会において、マイナス金利などの金融政策の現状維持を決定しました。ドラギECB総裁は理事会後の会見で、量的緩和の来年以降の方針を「秋に議論する」と発言しました。これによりECBが出口戦略に向かうとの思惑からユーロ買いが加速しました。

ロシアの米大統領選介入疑惑を捜査するモラー特別検察官はトランプ氏の商取引についても調べているとの報道が浮上しました。スパイサー米大統領報道官が辞任したとの報道があり、トランプ政権の先行きに対する懐疑的な見方や不透明感などからドルが売られる展開となり、結果としてユーロ買いや円買いにつながりました。

有料動画配信サービス世界最大手の米ネットフリックスの決算発表が前年同期比で6割超の増益となったことはハイテク株の上昇につながりました。米小売り大手のシアーズ・ホールディングスは、自社店舗で扱っていた製品をアマゾン・ドット・コムでも販売すると発表し、競争激化から小売株が売られました。米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の決算発表があり、純利益が前年同期比57%の大幅減益となり、NYダウにとっては売り圧力となりました。

史上最高値を更新していたNYダウは一服状態です。ここから更に上昇するためには新たな材料が必要になってきます。今後発表される企業決算の内容がトランプ政権の運営能力懸念などによる売り材料を、打ち消すだけの内容になるのかどうかに注目ですね。

週間の概況

◆注目イベント
7月26日(水)(17:30)(英国)4-6月期GDP・速報値
7月26日(水)(23:00)(米国)6月新築住宅販売件数
7月27日(木)(03:00)(米国)FOMC政策金利発表
7月27日(木)(21:30)(米国)米新規失業保険申請件数
7月27日(木)(21:30)(米国)6月耐久財受注
7月27日(木)(21:30)(米国)6月卸売在庫
7月28日(金)(08:30)(日本)6月全国消費者物価指数
7月28日(金)(08:30)(日本)6月失業率、6月有効求人倍率
7月28日(金)(14:30)(仏国)4-6月期GDP・速報値
7月28日(金)(16:30)(スウェーデン)4-6月期GDP
7月28日(金)(21:30)(加国)5月GDP
7月28日(金)(21:30)(米国)4-6月期GDP・速報値
7月28日(金)(21:30)(米国)4-6月期雇用コスト指数
7月28日(金)(21:30)(米国)4-6月期個人消費・速報値
7月28日(金)(21:30)(米国)4-6月期GDPデフレーター・速報値
7月28日(金)(21:30)(米国)4-6月期コアPCEデフレーター・速報値
7月28日(金)(23:00)(米国)7月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
7月31日(月)(10:00)(中国)7月製造業PMI、7月非製造業PMI
7月31日(月)(18:00)(ユーロ圏)6月失業率
7月31日(月)(22:45)(米国)7月シカゴ購買部協会景気指数
7月31日(月)(23:00)(米国)6月中古住宅販売保留件数指数
8月1日(火)(13:30)(豪国)RBA政策金利発表
8月1日(火)(18:00)(ユーロ圏)4-6期GDP・速報値
8月1日(火)(21:30)(米国)6月個人所得、6月個人支出
8月1日(火)(23:00)(米国)7月ISM製造業景況指数

※今週は7月27日のFOMC政策金利の結果が大注目となります。 各国のGDPが発表されますので、米国を中心に確認していきましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。8月1日のRBA政策金利にも注目しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ2
ステージ2は上昇相場の終焉です。短期移動平均線が中期移動平均線を下抜け、更に下向きになっています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ2は上昇相場の終焉です。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値20,330円 安値19,288円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。帯の間隔が広がり傾きが出ており、トレンドに勢いがあります。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1の安定上昇期です。短期移動平均線が下向きになってきています。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・帯に傾きが出て間隔が広がってくれば更に上昇トレンドに勢いが出てきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値21,696ドル 安値21,199ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週は単純に終値だけをもとに20日分の平均を求め、それを平均的値動きと呼ぶのには不十分であるということを知りました。

では、前日比の単純比較を踏まえて当日高値と安値の差と前日比を計算して平均値を求めたら、どうなるでしょうか。

例えば、前日の終値は20,000円。そして、当日の高値が19,750円、安値が19,000円、終値が19,750円だったとしましょう。

このケースでは、前日比は250円安、高値と安値の差は750円です。ところが、前日20,000円で買った人が、最安値の19,000円で決済したら1,000円の損が出ます。すなわち、前日比は250円の値幅でありながら、高値と安値の差は500円で、かつ1,000円の損が出るケースも起こり得るのです。

したがって、この計算方法も正しく平均的値動きを算出するベースにはなりません。つまり、前日比だけで比較してもいけませんし、当日の高値と安値の差と前日比を比較するだけでは、まだ、不十分であるということになります。

今回2週にわたって検証してみましたが、正しい方法にたどり着けませんでしたので、来週はタートルズが用いた計算方法を見ていきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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