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2024-03-28 18:18:34

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NYダウが史上最高値更新。日経225も追随するのか?

2017/06/13

皆さん、こんにちは。
サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)などの複数のアラブ諸国は、カタールとの外交を断絶すると発表しました。テロと過激主義の危険から国家の安全を守るというのが要因で、カタールが過激派組織「イスラム国」などを支援していると、国営サウジ通信は発表しました。

米国のCNNニュースによると、このカタールとサウジアラビアなど近隣諸国の外交断絶の問題は、ロシアの偽ニュース工作だった可能性が指摘されており、米連邦捜査局(FBI)が捜査に乗り出しているとのことです。

カタールには中東地域で最大級の米軍基地があるため、ロシアが米国と同盟諸国の間に亀裂を生じさせるのが狙いではないかとFBIはみているようです。

コミー前FBI長官は、上院情報委員会の公聴会で証言しました。米大統領選へのロシア介入疑惑に絡んだフリン前大統領補佐官への捜査を打ち切るよう大統領から指示されたと受け止めたことなどを証言しました。しかし、司法妨害に当たるかどうかについては明言を避けました。

欧州中央銀行(ECB)は定例理事会を開催し、金融政策を現状維持としました。ドラギECB総裁は記者会見で、量的緩和を段階的に縮小する「テーパリング」については議論されなかったと発言しました。

英国の下院総選挙では、メイ首相が率いる与党・保守党の獲得議席数が過半数を割り込み、野党・労働党も過半数を取れない「ハングパーラメント(宙吊り議会)」となりましたが、マーケットの影響は限定的だったようです。

8日の重要イベントを通過した安心感からNYダウは上昇し史上最高値を更新しました。米金融大手のリポートがアップルやフェイスブックなどを割高と指摘したことにより、IT関連株が急落しました。

マーケットは重要イベントを通過したことで、13日、14日両日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)に目線が移ってきています。ただ、追加利上げは確実視されており、6月以降の利上げのペースに注目が集まっています。

フランスでは国民議会選挙の第1回目の投票が行われました。先月大統領に就任したマクロン大統領の新党「共和国前進」系がおよそ全体の7割を超える400議席以上で圧勝する見通しとのことです。この流れからすれば、マクロン大統領は安定した政権運営を行うことが出来るようになり、フランスでの政局懸念は後退しそうです。

IT関連株の動きを見ると、今後もマーケット全体が急激な変動に見舞われる可能性がありますので、慎重に対応していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント
6月14日(水)11:00(中国)5月鉱工業生産、5月小売売上高
6月14日(水)13:30(日本)4月鉱工業生産・確報
6月14日(水)17:30(英国)5月失業者数、5月失業率、4月ILO失業率(3カ月)
6月14日(水)21:30(米国)5月消費者物価指数
6月14日(水)21:30(米国)5月小売売上高
6月15日(木)27:00(米国)FOMC政策金利発表
6月15日(木)20:00(英国)BOE政策金利発表、BOE議事録
6月15日(木)21:30(米国)6月NY連銀製造業景況指数
6月15日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
6月15日(木)21:30(米国)6月フィラデルフィア連銀製造業指数
6月15日(木)21:30(米国)5月輸入物価指数
6月15日(木)22:15(米国)5月鉱工業生産
6月15日(木)22:15(米国)5月設備稼働率
6月15日(木)23:00(米国)6月NAHB住宅市場指数
6月16日(金)05:00(米国)4月対米証券投資
6月16日(金)未定(日本)日銀金融政策決定会合
6月16日(金)18:00(ユーロ圏)5月消費者物価指数(HICP)・確報
6月16日(金)21:30(米国)5月住宅着工件数
6月16日(金)21:30(米国)5月建設許可件数
6月16日(金)23:00(米国)6月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
6月19日(月)08:50(日本)5月貿易収支
6月20日(火)10:30(豪国)RBA議事録
6月20日(火)21:30(米国)1-3月期経常収支

※今週は、6月15日のFOMC・BOE、16日の日銀と、各国の金融政策に注目です。米FOMCでは利上げが予想されていますが、声明文やイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見にも注目です。米国の新規失業保険申請件数の結果を確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は上昇期です。短期移動平均線が下向きになってきています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1の安定上昇期です。短期移動平均線が中期移動平均線を下抜ければステージ2へと移行します。
・帯の間隔が広がり傾きが出てくれば上昇トレンドの勢いが戻ってきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値20,967円 安値19,288円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は上昇期です。帯の間隔が広がり傾きが出ています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ1の上昇期です。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・帯の間隔が広がり傾きが出てくれば更に上昇トレンドに勢いが出てきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値21,319ドル 安値20,495ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

株、FX、くりっく株でも先物取引でも共通して使える資金管理のシステムがあります。そのような万能な資金管理システムがあるのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そのシステムは確かに存在します。私は「タートルズのトレード手法」からそれを学びました。

私がトレードの世界に入ったのが1970年代後半でした。それからわずか数年後にトレードの世界を震撼させた世紀の賭け「タートルズの大実験」がスタートしました。

このタートルズの大実験というのは、二人の天才トレーダーの賭けが発端となり始まりました。ひとりは400ドルを元手に数十億ドルを稼ぎ出し、生きながら伝説となった男リチャード・デニス。もうひとりは年間60%以上の利益を長期にわたって上げ続けた数学者でありトレーダーでもあったウィリアム・エックハートです。

その賭けとは「素人をトップトレーダーに育てられるか」というものです。

デニスは「可能だ」といい、エリックは「不可能」だと主張しました。二人の口論の末に実際に試してみようということで、この大実験が始まりました。

新聞に広告を出し、未経験のトレーダーを集めました。最終的には23人に絞り込まれた未経験のトレーダーに投資手法を教え、ひとり平均1億円に相当する資金を預けて運用させたのです。

注目の結果はどうだったかというと、約4年にわたって、タートルズたちは年平均80%以上の収益を上げ続けたのです。これは驚異的な成績です。つまりは、優秀なトレーダーは育成可能だったのです。タートルズの多くは、今もトレードの世界で活躍を続けています。

私は、そのタートルズのトレード手法を現代のマーケットでも通用するように改良し、メインのトレードツールとして利用しています。

タートルズのトレードルールとして広く知られているのはエントリールール(トレードの仕掛けのタイミングを決めるルール)です。ただ、エントリールールに関しては、現在、更に優れたものがたくさん出てきています。

では、タートルズの何が素晴らしいのかというと、それは、資金管理およびリスク管理に尽きると考えています。タートルズの資金管理・リスク管理の手法は「世紀の賭け」から四半世紀が過ぎた今でも世界最高水準だと信じています。

そのすべての手法の中で、使いにくいものは小次郎講師流にアレンジしています。その小次郎講師流にアレンジしたタートルズの手法をベースにしたものを来週から紹介していきます。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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