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マーケット > レポート >  小次郎講師の週間チャート分析レポート >  3月利上げはほぼ確実?現在のステージは?

3月利上げはほぼ確実?現在のステージは?

2017/03/07

皆さん、こんにちは。
日本時間3月1日午前11時過ぎから、トランプ大統領は連邦議会の上下両院合同会議で就任後初めての演説を行いました。

トランプ大統領は「歴史的な税制改革」を進めると宣言し、1兆ドルのインフラ投資の実現についても議会に協力を呼びかけました。全体的に具体性にかけましたが、経済成長に焦点を当てた政策実現を目指す姿勢や、過激な発言を控えたことにより、むしろ大統領らしい演説と市場は好感し、NYダウは初めて2万1,000ドルの大台を突破しました。

3月14日、15日両日で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、多くの米連邦準備制度理事会(FRB)高官らは、相次いで早期利上げに前向きな発言をしました。

ニューヨーク連銀のダドリー総裁は「金融引き締めの必要性はより切迫している」と述べました。サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は3月利上げの可能性は十分にあると発言しました。ハト派として知られるブレイナードFRB理事は早期の利上げが適切との考えを表明しました。フィッシャーFRB副議長も月内の利上げを支持する立場を明らかにしました。

そして、イエレンFRB議長は、講演で「今月の金融政策会合で雇用とインフレが当局の期待に沿って引き続き進展しているかどうかについて検証する。そうした場合には、フェデラルファンド(FF)金利のさらなる調整が適切になる可能性が高い」と述べ、3月利上げに前向きな姿勢を示しました。

一連のFRB高官らの発言などにより、FEDウオッチは利上げが実行される可能性が高くなるといわれる70%を超えてきました。また、市場関係者の間でも、3月利上げはほぼ確定したとの見方も出てきているようです。

毎月第一金曜日に発表される米国の雇用統計は、3月は第二週に発表されます。米国の経済政策の変更のきっかけとなることが多く、世界で最も注目されている経済指標の中の一つです。失業率と同時に発表される非農業部門雇用者数に最大の関心が集まっています。

皆さん注目していきましょう。

週間の概況

◆注目イベント
3月8日(水)(日本)1月国際収支-貿易収支
3月8日(水)(日本)10-12月期GDP・2次速報値
3月8日(水)(日本)10-12月期GDPデフレーター・2次速報値
3月8日(水)(日本)2月景気ウォッチャー調査
3月8日(水)(中国)2月中国貿易収支
3月8日(水)(独国)1月鉱工業生産
3月8日(水)(米国)2月ADP全国雇用者数
3月8日(水)(米国)10-12月期非農業部門労働生産性・確報値
3月8日(水)(米国)10-12月期米単位労働コスト・確報値
3月8日(水)(米国)1月卸売売上高
3月9日(木)(中国)2月消費者物価指数
3月9日(木)(中国)2月生産者物価指数
3月9日(木)(ユーロ圏)欧州中銀金融政策発表
3月9日(木)(米国)新規失業保険申請件数
3月10日(金)(日本)10-12月期景況判断BSI
3月10日(金)(独国)1月貿易収支
3月10日(金)(独国)1月経常収支
3月10日(金)(英国)1月鉱工業生産
3月10日(金)(英国)1月製造業生産
3月10日(金)(米国)2月雇用統計(2月非農業部門雇用者数、2月失業率)
3月10日(金)(加国)2月雇用統計
3月14日(火)(ユーロ圏)1月鉱工業生産
3月14日(火)(ユーロ圏)3月ZEW景気期待指数
3月14日(火)(独国)3月ZEW景気期待指数
3月14日(火)(米国)2月生産者物価指数
※欧州中銀の金融政策決定会合を皮切りに、その次週にFOMC、日銀、BOEと政策金利の発表が続きます。ADP全国雇用者数、新規失業保険申請件数、雇用統計と米国の雇用関連の経済指標の結果に注目が集まります。非農業部門雇用者数の結果が、FOMCでの利上げの可能性を左右します。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。ステージ1からステージ2、そして、逆行してステージ1と押し目買いの流れが断続的に続いています。

◆今後を読み取る鍵
1→2→1の押し目買いの流れが断続的に続いています。帯の間隔が狭くなってきていますが、傾きは小さいながらも上向きを維持しています。短期移動平均線と帯の関係に注目です。
・安定上昇期のトレンドに勢いが出るには、短期移動平均線が上向き、中期移動平均線と長期移動平均線の帯に傾きが出てきて、帯が拡大してきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値19,671円 安値18,990円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
ステージ1は安定上昇期です。帯に傾きが出て間隔も広がっており、トレンドに勢いが出ている状態が続いています。

◆今後を読み取る鍵
1→2→1の押し目買いから、帯の間隔が広がって傾きも出てきていることから、トレンドに勢いがあるのが分かります。短期移動平均線が上向きの間は安定上昇が続きます。短期移動平均線の動きに注目です。
・中期移動平均線と長期移動平均線の帯の拡大が続いている間は、トレンドの勢いが継続します。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値21,193ドル 安値19,682ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

トレードエッジ=勝率×平均利益−負ける確率×平均損失

トレードにおける「勝利の方程式」ともいえるトレードエッジの考え方は本当に大切ですので、身体に染み込むまで覚えていきましょう。

トレードエッジを理解するうえで重要なことのひとつが、勝率が70%でも年間を通したトレードで負けることがありえるということです。例えば10万円ずつ7回勝って、30万円ずつ3回負けるケースがそうです。

10回のトレードで7回勝つので勝率は70%となります。トレードエッジは、70%×10万円−30%×30万円となります。これを計算すると、7万円−9万円=−2万円となり、トレードエッジの値はマイナスとなり、損失状態を示す結果となっています。

コツコツと積み上げた利益を1回の損失ですべて吐き出してしまった、もしくは、積み上げた利益以上の損失を出してしまったという経験はございませんか。日本人の典型的なトレードパターンといわれる「コツコツドカン」型の損大利小のパターンです。

このトレードを繰り返している間は、勝率がよくても1年を通して収益をプラスにするのは難しくなってしまいます。

逆にいえば、トレードエッジがプラスであるならば、勝率30%でも収益を上げられるということです。

トレードエッジの計算式は、トレードで勝つとはどういう状態かを突き詰めた結果、導き出されたものなのです。

ですから、トレードエッジがプラスなら勝てるルールであり、マイナスならば勝てないルールということになります。

トレードエッジの値がプラスで大きければ大きいほど収益が大きくなります。逆にマイナスでその値が大きければ大きいほど損失も大きくなります。

損大利小から損小利大のトレーダーになれるように、ドカンと収益を上げて損はコツコツとなるように、これからも一緒に勉強していきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

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